幼稚園最後の小学生との交流会は1年生と「お買い物ごっこ」でした。開店2日前に1年生全員で昼食後にやってきて、「交流会でお店やさんを開くので来てください」という宣伝とクオリティの高い紙幣を届けてれました。その日から当日まで、「あー早く交流会にならないかなー」「私宝石屋さんに最初行くんだ！ダイヤモンドゲットしたい！」と、手作りのポシェットを作って楽しみにしてました。当日はバーゲンセールの勢いで押しかけていきました。品揃えの豊富なお店の数にびっくりしてました。『ゲーム屋さん』、『おもちゃ屋さん』、『絵本屋さん』、『文房具屋さん』、そして『宝石屋さん』・・・等々。子ども達は素晴らしいおもてなしに大興奮でした。１年生は素晴らしい笑顔のおもてなしで迎えてくれました。お気に入りの品物をお互いに見せ合い、お家に大事そうに持って帰りました。憧れの一年生と過ごした本格的なお買い物ごっこの交流は思い出に残る一日となりました。

　「いらっしゃいませ！」と元気に響くかわいらしい声。この日はひまわり組の子ども達がレストランの店員さんとして、幼稚園時代にお世話になった他学年の園児や先生方を感謝を込めておもてなしの「卒園レストラン」を開店しました。メニューはお泊り保育で作った「思い出カレーライス」と「フルーツゼリー」。この日のために招待ペンダントや看板、部屋の飾りを作り飾りました。クッキングとして野菜やフルーツを切ってカレー作りをしました。入り口では案内係が一人ひとりに「合言葉は？」と伺いながらにテーブルに案内しました。お茶係、お料理係、片付け係と色々なお仕事をこなしながら、笑顔でお客さんたちを迎えていました。誰もが忙しく働き、サービス満点のレストランに、お客様も大満足でした。自分で仕事を見つけ、相手のことを考えて行動する頼もしい年長組。就学への準備が整ったことを実感した幼児部締めくくりの活動でした。

　穏やかな春の日差しをうけながら幼稚園最後を締めくくる卒園式を迎えました。緊張しながらも胸を張って入場する17人の子ども達は立派でした。卒業証書を受け取り、お父さんお母さんを真っ直ぐ見つめ、卒園証書を掲げながら感謝の気持ちをしっかり伝えました。別れの言葉では、一人ひとり、子ども達の思い出や、お母さんお父さん、先生方への感謝の気持ち、すみれ組さくら組へこれからの成長を応援する言葉や歌で想いを心を込めて堂々と伝えました。大勢の人に祝福されて旅立っていく子ども達の背中が、なんだかとても大きく見えました。4月にはランドセルが似合う素敵な小学1年生になることでしょう。保護者の方にとってはグッと成長した子ども達の姿が忘れられない日となったことと思います。子ども達が幼稚園での経験を活かし、焦らず自分らしく、明るく元気に歩んでいくことをずっと応援しています。「ご卒園おめでとう！」。