4月の終わり頃、園庭の桜が満開となりました。日々つぼみが膨らみ、ピンク色が濃くなっていくのを見て、開花を心待ちにしていた子どもたち。お弁当を持っ て、桜の木に集合！お花見昼食会をしました。1回目は、クラスのみで。2回目は、チャイルド･ケア部門”きりんのへや”と。3回目は、幼児部3学年合同 で。年長児としての自覚たっぷりのひまわり組は、年少児への気配りも忘れません。お弁当を開けるのを手伝ったり、食べさせてあげたり。いつも仕事を探して くれます。数日後、あっという間に散って、緑だけになった木を見て、叫んだ子がいました。「うわあ、桜が散ったら、夏になっちゃった。」そのまた数日後、 本当に真夏日がやって来たのでした。ＮＹの春はとても短いです。

経験豊富な年長児。行事への取り組みは、子ども達と相談して決めていきます。日曜参観へは、お父さん、お母さんと一緒にやりたいことが山ほどあり、長い相 談の結果、アイスクリームを作ってご馳走することになりました。毎月のクッキングで培ったグループの力で、説明を聞いて、どんどん作業が進みます。冷凍庫 を使わないアイスクリーム作りは、氷と塩の科学実験を利用し、空き缶にアイスの素と氷、塩をいっぱいに入れて振ることで、おいしく固まります。子ども達が 疲れた頃、大人の出番です。さすがお父さん、力強く振っていただきました。ひたすら振ること15分。大人も子どもも、とろけそうな笑顔が見られました。塩 味がしたグループもあったそうです・・・。

初夏の晴れた日、自然保護林を有する、近所の Nature Center へ森歩きに出かけました。戸外遊びの充実と、自然に親しむことがねらいです。「森の探検隊、しゅっぱーつ！」シマリス、クモ、背の高い木、腐って穴の開い た木（「おじいさんの木」と子ども達は名づけました）、カメなど、色々な生き物を見つける度、興奮して教え合いながら歩きました。1時間ほどトレイルを歩 き、水の透き通った小川に寄り道もして、ピクニック・エリアに着いた頃には、おなかがペコペコ。新緑に囲まれて食べるお母さんのお弁当は、一味違います。 森の中で見つけた音を使って「あぶくたった」をしたり、日ごろお部屋でしているように絵本を聞いたり。身体一杯に自然の力を受け、とても清々しい一日でし た。また季節が変わる頃、出かけたいと思っています。