8月後半，学園に元気な子どもたちの声が帰ってきました。2学期はまず，大きな行事として運動会があります。幼児部として初めて運動会に参加するさくら組の子どもたち，クラス競技やダンスの他にも玉入れや綱引き，かけっこの練習にも取り組んでいきました。　　　玉入れの練習には，運動会当日にさくら組と一緒に玉入れをするチャイルドケア「きりんの部屋」のお友だちをさくら組に招くこともありました。かごとは反対方向に玉を投げみたり，玉を拾うことに専念してみたりと年少組さんらしい姿もありましたが，一緒に楽しい時を過ごしました。運動会を通して，全力で取り組むことの清々しさと皆で力をあわせることの楽しさを感じたさくら組さんでした。

彩り鮮やかな落ち葉が舞い，すっかり秋らしくなった10月，秋の額縁作りをしました。粘土でフレームを作った額縁にどんぐりや小枝を埋め込みました。仕上がった額縁の中に秋らしい写真を入れようと，落ち葉を使って冠作りをすることにしました。ご家庭からご協力いただいた落ち葉や，裏庭で集めた落ち葉の中から色や形を吟味しながら紙のバンドに貼っていきました。10月になると，友だち関係も広がり，会話をしながら子どもたち同士で過ごす時間が増えてきました。写真は作った冠をお互いに褒め合い，微笑み合っているところです。日々の生活の中で，子どもたち同士もがお互いを大切にし，切磋琢磨しながらのびのびと成長していける環境作りに努めています。

今年，さくら組では「はらぺこあおむし」に挑戦しました。日々の生活で曜日を確認していることもあり，あっという間にあおむしが食べる食べ物の数と曜日を覚えたさくら組さん，劇で使う大道具も手作りしていきました。特にさくら組保育室よりも大きな紙にあおむしが食べる葉を描いた背景画作りは，大盛り上がりでした。服の上からスモックを羽織り，靴下も脱ぎ，ズボンの裾を捲くり，しっかりと準備をしてから，青と黄色の絵具を基調に緑色を作るところから始めました。白や茶色の絵具も混ぜながら，さまざまな緑色ができました。大きな紙に負けないくらい，腕も大きく動かしながら2日間かけて塗り上げました。本番では，慣れない会場に緊張した子どもたちでしたが，天井から下がる背景画を見て，満足そうにしている子どもたちでした。