2012年の育英学園は、新年を祝う日本の伝統行事でもあるお餅つき大会から始まりました。会場には大きな杵と臼が並び、冬休みが明けた元気のいい全日制幼児部の子ども達が集いました。開会の挨拶と共に始まったお餅つきのデモンストレーションを鑑賞した子ども達は、大変興味深そうにその様子を眺め、早く自分も挑戦したいという思いで心がうずうず。そして子ども達の番になり、いざお餅つきに挑戦です。力もちのすみれ組さんは、重たい杵と大きな臼に圧倒されることもなく「よいしょー！よいしょー！」と力いっぱいつくことが出来ました。頑張った後は、お楽しみの試食タイム。みんなつきたてのお餅を、美味しそうに笑顔でいただいていました。お餅を食べて新しい年を迎えた育英っ子たち。今年一年も、健康で元気に過ごせますように。

毎月行われてきた専科・アートクラス、今年度の最終回は子ども達の創作力を活かした、絵本作りを行いました。仕掛けをした画用紙で絵本の土台を作り、お話と絵は子ども達のオリジナルです。この取り組みの為に、子ども達は保育室にある本を普段より集中して、じっくり読むという作業を繰り返していきました。アートクラスは自分でお話を考えるところから始め、次にお話に合わせて絵を描いていきました。不思議な種から不思議なお花が咲くお話や、スーパーカーが旅をするお話など、個性豊かで夢のある物語がたくさん出来上がりました。早速、作者である子ども達が先生役になって、出来上がった絵本をみんなに読み聞かせてくれました。みんな素敵な子ども先生でしたよ。

間もなく年長組さんの卒園式を迎える幼児部。この日は巣立つ年長組さんへ、感謝と励ましの思いを込めてお別れ会を開きました。司会を務めたのはすみれ組の3名の子ども達。この日まで一生懸命練習に取り組み、本番では緊張を隠して無事に大役を終えることができました。ゲーム大会では、言葉の数だけお友達を見つける『人数合わせゲーム』を行い、ひまわり組さんを見つけて嬉しそうに手をつないでいたすみれ組さんです。最後には心を込めて手作りのプレゼントと歌を贈り、お世話になったひまわり組さんを拍手で見送ったすみれ組さんです。4月からはいよいよ、自分たちが年長組。かっこいいひまわり組さんの背中を見つめながら未来の自分達を思い描きました。ひまわり組さん、いろいろ教えてくれてありがとう！元気な1年生になってください。