4月、例年よりも早く春の日差しを浴びた育英学園の裏庭で、大きな桜の木が春の装いを始めました。鮮やかなピンク色に染まった木々は、進級して期待と不安が入り混じった年長組の子ども達を温かく迎えてくれました。子ども達はまず6部咲きの花びら探し、桜茶作りから始めました。一気に気温が上がった為に満開に近くなった桜の中で、6部咲きを見つけるには一苦労でした。しかしみんなで力を合わせて探し出し、無事に美味しい桜茶をいただくことが出来ました。そしてもう一つのお楽しみは『お花見昼食会』。お外で食べるお昼ご飯＋桜色の中、ということで、子ども達は大盛り上がりでした。上を見上げて桜を見つめ、微笑みながらお弁当を食べるその表情の中には、新年長組らしい初々しさと頼もしさが感じられました。

天候に恵まれ、春の遠足にバンサンパークへ行きました。午前中の活動は動物園見学。前日に図鑑でいろんな動物の生態を調べていった年長ひまわり組さんは、動物園内でも動物の動きや体の作りを興味深々に観察して楽しんでいました。午後には縦割りグループで探検ゲームを行いました。ガーデン内をグループで散策し、ポイントラリーを行いました。小さな年少さくら組さんをまるで自分の弟妹のように大切に守りながらお世話をし、ゲームに挑戦したひまわり組さんです。　最後はゲームを共にした縦割りグループでおやつをいただき、バンサンパークを後にしました。子ども達から、一番思い出に残ったことをそれぞれ発表してもらうと、一番人気はやはり「サル山」。しっぽで宙返りなどのサービスをしてくれたその姿が人気を博したようです。

5月より年長組特別活動の一つ、水泳教室が始まりました。何週間も前から楽しみにしていた子や、ちょっとドキドキしていた子など、この日を迎える気持ちは様々でしたが、学園長先生をはじめいろいろな先生方に見送られて学園を出発し、水泳会場に向かいました。着いてすぐは、YMCAの大きなプールに少し緊張が高まった様子でしたが、入水では一人も怖がることなく進めることができました。バタ足やけのび、クロールなどそれぞれの段階ごとに指導を受けながら、まずは水泳教室に慣れることを目標に取り組みました。その日の午後は水泳教室の思い出をひまわり日記に記しました。「水に顔がつけられました。」や、「怖かったけれどもやってみたら楽しかったです。」、「来週はもっとバタ足を頑張りたいです」など、子ども達の楽しんだ思いが伝わってくる日記でした。