SAKURA 2012 2
育英学園では,1年を通じて自然の森を体験する「森の遠足」を行っております。さくら組では,紅葉の美しい10月と冬の訪れの12月に散策してまいりました。
秋には池にカエルがいたのですが,冬に行ったときにはもう姿がみえませんでした。子どもたちは,地面にあいている穴を見つけて「寒くなったから,きっともう土の中でお眠りしているんだね。」とまるでカエルの姿が見えてるかのように,優しく見つめながらつぶやいていました。
また,楽しくおしゃべりをしながら歩くこともあれば,みんなでじーっと静かにして鳥や動物の鳴き声を聞いて,森にはたくさんの生き物たちが住んでいることを実感したりして,五感をフルに活用しながらたくさんの発見と驚きを体験しています。
1年様々な行事が行われていますが,その中でも学園祭は育英学園の中で大きなイベントの1つです。さくら組のみんなにとって初めての大舞台です。時間をかけてゆっくりと丁寧に取り組んできました。遊びの中から作り上げてきた劇で,子どもたちはみんな自分の役だけでなく,すべての役をこなせてしまうほどクラスの中に溶け込んだ今回の「とんでけ ひこうき!」。この遊びをきっかけに,普段は一緒に遊ばなかったお友だちとも遊ぶようになり,この時期とっても大切な人間関係をより広く深くし学園祭を迎えることができました。 子どもたちは,この大きなイベントを精一杯やり遂げ,また一段と成長することができました。学園祭が終わった今でも,「とんでけ ひこうきをやろうよ。」と元気な歌声が聞こえてくるさくら組です。
アートや体操,英語の専門の先生による保育を取り入れている育英学園で,子どもたちの大好きな「動きマッスル」という体操の時間があります。
中でもこの2学期に一番人気だったのが「相撲」。子どもたちは,みんな先生を倒そうと力いっぱい掛け声をあげながらぶつかっていっていました。先生対子ども3人で相撲をとっていくのですが,最初のころはただ自分で力いっぱい押すだけだった子どもたちが,少しずつこつがわかってきて,みんなで一緒に押した方が大きな力になることを発見していました。経験からくる発見は,子どもたちにとって大きな力そして自信につながっていきます。専門の先生方の指導の下で,子どもたちが伸び伸びと成長していけるようしっかりと援助をしていきたいと思っています。