HIMAWARI 2013 2
数日後に控えたお泊まり保育に向けて、夕食に作るカレーの材料を買いにミツワマーケットプレイスへ出掛けました。事前にカレー作りに必要なものを相談し、グループ毎に作った買うものリストを手に持って、いざお買い物スタート!日頃からよく来ている子どもたちは「野菜はこっちだよ」と張り切って案内をしたり「私がカゴを持つね」と役割分担をしたりしながらお買い物をしました。せっかく作るんだから美味しいカレーにしたい!と意気込んだ子どもたちは、ニンジンの大きさやカレールーの種類などを見比べながら、友だちと吟味しながら買うものを真剣に選んでいました。帰りのスクールバスの中では「欲しいものがあってよかったね」と、満足そうな表情を浮かべ、ますますお泊まり保育が楽しみになった子どもたちでした。
学園から45分ほど離れたキャンプ場にて行われる年長児のお泊まり保育は、子どもたちが四月からずっと楽しみにしてきた一大イベント。自分の体よりも大きな荷物を抱えて登園した子どもたちは、期待と不安が入り交ざった複雑な表情をしていました。ですが到着して森での自然ゲームや湖岸での自由遊び、そしてキャンプファイヤーなどを楽しむ間に不安はすっかり消え、みんなと買った材料で作ったカレーも「今までで一番美味しい!毎日お泊まり保育したい!!」と大喜びでした。夜は興奮冷めやらずなかなか寝付けない子や、日中の疲れからあっという間に寝た子など様々でしたが、翌朝はどの子も泊まったコテージに名残惜しそうに別れを告げていました。一晩一緒に過ごした友だちや先生と絆が深まり、自立心や自主性が大きく育った子どもたち。降園する子どもたちが持つ荷物は、一日目よりもなんだか小さく見えました。
コビトが大好きな子どもたちから「コビトの劇がやりたい!」と意見が挙がり、クラスみんなで内容や登場人物を考えて出来上がったオリジナルストーリーを学園祭で発表しました。何度も相談を重ね、あらすじを変えたりセリフを決めたり、曲も「この曲がこの場面に合うと思う」と子どもたちで決め、歌詞や振り付けも手作りの、まさに子どもたちの頭の中をそのまま表現した劇になりました。みんなで意見を出し合いイメージしたものを形にしていく楽しさや、様々な表現を試しながらセリフを完成させていく喜びを味わう経験となりました。堂々と演じきった当日の劇は大きな感動を呼び、お父さんやお母さんから褒めてもらった子どもたちは自信に溢れた表情をしていました。一人ひとりが輝く姿を見せてくれた学園祭となりました。