冬ならではのスポーツであるスケート。年長の活動として全三回行われました。スケートの面白さを体験すると共に、小学校のスケート教室の導入としても行われています。貸切の広いリンクで、元オリンピック選手でもあり現地のインストラクターのアナ先生が指導してくださいました。最初は「ちょっとこわい…。」と壁をつたいながら氷上を歩いていた子ども達も、アナ先生の軽快で丁寧な指導であっという間に自分自身で氷の上を歩けるようになりました。チャレンジを恐れずに子ども達のやる気を引き出すアナ先生と一緒に、リンクの端から端まで滑ったり、片足を上げて滑ったりと、みるみると上達していった子ども達でした。いつの間にか子ども達も時間を忘れ夢中でスケートを楽しんだ体験となりました。

真っ白い雪に囲まれた森に出かけた2月の森の幼稚園。子ども達は防寒ずぼんにスノーブーツ、もこもこのダウンジャケットに身を包んで、透きとおった冬の空気の中を散策しました。春と秋の森の幼稚園でも訪れる広場に向かってみると、誰も足を踏み入れていない白銀の世界が広がっていました。ズボズボと足を踏み入れると、小動物の足跡を発見。子ども達も興味津々です。地面にあった近くの穴を指差すと、「この雪の下に動物のお家があるのかもね。」と冬の森の世界を想像して楽しんでいました。その後は地面に寝っころがったり、雪のかたまりを見つけて「氷のしゅりけん」として遊んだりしました。なかなか体験できない真冬の森での遊びに子ども達も「帰りたくないなあ。」とつぶやいていました。

「いらっしゃいませ！」と元気に響くかわいらしい声。この日はひまわり組の子ども達がレストランの店員さんとして、他学年の園児や先生方をもてなしました。幼稚園時代にお世話になった感謝の気持ちを込めて開いた「卒園レストラン」。メニューはお泊り保育で作った「思い出カレーライス」と「フルーツゼリー」です。この日のために招待券や看板、部屋の飾りを作ったり、クッキングとして野菜やフルーツを切って準備をしてきました。案内係、お茶係、お料理係、片付け係と色々なお仕事をこなしながら、笑顔でお客さんたちを迎えていました。他学年の園児や先生方からも「おいしい！」「おかわり！」と好評でした。お客さんが帰った後はお待ちかね自分達の番です。カレーライスをほおばりながら、「今までで一番おいしいカレーだね！」とたくさん頑張った後のカレーライスは格別なようでした。