SUMIRE 2014 3
裏庭にたくさんの氷が張る寒い冬、食紅を入れた水にスパンコールやビー玉などを入れて氷のケーキを作りました。外に置いて「もう出来たかなぁ?」と翌日に開けてみると、外側は透明に凍り、中心部は色が凝縮されて液体のまま、という氷の不思議を見ることが出来ました。「わぁ、きれい」「海の中みたい!」と凍りかけたケーキも十分きれいだけど、やっぱり全部凍ったケーキが見たい!今か今かと何度か確認すること1ヶ月・・・ようやく、中心もしっかり凍った氷のケーキが完成しました。「空気の粒が見えるね」「私の入れたビー玉見つけた!」と一つひとつのケーキを飽きることなく眺めました。最後に4つのケーキを積み重ねるとタワーに変身!ようやく出来た大事なケーキは、たくさんの人に見てもらえるよう、学園の玄関入り口に飾りました。
子ども達の保護者も在籍するコーラスグループ『ハーモニーバスケット』の皆さんをお招きして、合唱コンサートが開かれました。トトロの「さんぽ」から始まったコンサートに、子ども達は「知ってる!」と思わず笑顔に。「♪おもちゃのチャチャチャ」では「チャチャチャ」に合わせて手拍子をしたり、「♪北風小僧の寒太郎」や「♪ゆき」などクラスで歌っている曲を一緒に口ずさんだりして、楽しい合唱コンサートはあっという間に終盤です。「♪トルコ行進曲」や「♪花は咲く」など美しいハーモニーが響く曲では、真剣な表情で聞き入り「きれいだね」「〇〇ちゃんのお母さんすごいね」と感動した様子でした。保育室に戻ってからも、コンサートで聞いた曲を歌ったり「私のお母さんにも歌って欲しいなあ」と言い合ったりして、余韻を楽しむ子ども達でした。
卒園間近のひまわり組さんとお別れ会を行い、最後にたっぷりと遊びました。すみれ組が最後に一緒にしたいと選んだのは「宝探しゲーム」。数日前から粘土とキラキラの飾りで宝を作り、当日は1つ年上のひまわり組さんに見つけられないよう宝を隠しました。クラスで何度か遊んでいたこともあって、なかなかいい勝負となり、見つける役も隠す役も大いに盛り上がって楽しみました。会の最後にはお別れの言葉とプレゼントの「縄跳び袋」を贈り、ひまわり組さんの笑顔に嬉しそうな表情のすみれ組でした。司会は4人のすみれ組さんが務め、ハキハキと大きな声で会を進行してくれました。その堂々とした姿に、まもなく進級する次期ひまわり組さんの片鱗が見え、寂しくもあり希望に満ちたお別れ会となりました。