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藤原 悠 先生

Yu Fujiwaea

インタビュー

藤原 悠(ふじわら ゆう)先生のプロフィール

藤原 悠先生

神奈川県生まれ
幼少期はタイとマレーシアで過ごす。
5歳からバレエを習い始め、踊りに目覚める。
中学校に進学し、ダンス部入部を機に創作ダンスと出会い、振付けをする楽しさを知る。
日本女子体育大学に進学し、舞踊学専攻で様々なジャンルを学びながら、保健体育の教員免許も取得。同大学のモダンダンス部に所属し、全日本高校大学ダンスフェスティバル神戸では、文部科学大臣賞を受賞。
卒業後渡米し、Ailey Schoolで2年間モダンダンスを中心に学ぶ。
その後は様々なダンスカンパニーで活動する側ら、自身の振付作品を発表したり、子共達にダンスの指導も行う。
現在は育英サタデースクールポートワシントン校で小学生に体育・ダンスを教えながらピラティスの講師として資格を取得中。

<学園での担当>
・育英サタデースクールポートワシントン校小学部体育・ダンスクラブ担当

これまでの職歴や経験について教えてください。

 それはやはり学生時代の部活の経験です。ダンス部は強豪校だったため毎日厳しい練習をしていましたが、それを乗り越えられたのは、舞台で踊りたい!という一心でした。
 
 文化祭や運動会などの校内発表や、夏の全国大会など校外での発表など様々な舞台を経験してきました。舞台に立つことは私にとって、心も身体も解き放たれる、至福の時間です。辞めようかと思うこともありましたが、あの感覚をまた味わいたいと思って、続けてしまうのが踊りの魔法です。そして、自分の踊りを見てくれた人が楽しんでくれたり、笑顔になってくれることで「また次もがんばろう。」と続いていくのです。
 
 私が勤務する育英サタデースクールポートワシントン校では、元々ダンスクラブはありませんでしたが、4年ほど前に開講することができました。初めは部員が3名程度の小さな部活でしたが、子供達にも踊りの楽しさをもっと知ってほしい!クラブとしての活動を広げたい!という思いから、学内で発表の機会を設けることにしました。
 
 その後少しずつ部員が増え、現在は小学生13名、中学生1名の14名になりました。
 
 そして先日、マンハッタンで行われたジャパンパレードに出演し、子ども達は沢山の観客の前で踊ることができました。クラブとして今までで参加した校外活動の中では最大級の規模のイベントでしたが、本番では子ども達のいきいきと踊る姿や笑顔で沿道の観客に手を振る姿を見ることができました。子ども達にとってこのような経験が、踊りに限らず今後の自信ややる気に繋がっていくといいなと思っています。

 

NJサマー幼児部でのダンス指導 ジャパンパレードでのサタデーPW校ダンスクラブの演技
Photo by Masaki Hori

 

子どもの頃の夢は何でしたか?

 7歳で初めて発表会で舞台に立った時の高揚感が忘れられず、将来はダンサーや振付家もしくはダンスの先生になりたいと考えていました。
 
 大人になるまでその思いは変わらず、その夢はニューヨークで叶えることができましたが、100%思い描いた通りではありませんでした。今は次の世代に向けて踊る楽しさや体を動かす楽しさをもっと伝えてきたいと考えるようになり、指導者としての道を歩んでいます。

 

現在のNY育英学園での役割は何ですか? またニューヨークで教えることの魅力や難しさについてどうお考えですか?

 現在 育英サタデースクールPort Washington校では小学生に体育を教えています。
 
 ニューヨークにいながら、日本の「体育」に親しむ機会があるのはニューヨーク育英学園ならではだと思います。体育を通して日本の子ども達と関われることに、教師としての責任と喜びを感じています。体育を毎週楽しみに学校に来ている子ども達も多く、学校に来る一つのモチベーションとなっているようです。
 
 アメリカという多様な価値観を受け入れる文化があるからこそ、日本の体育のいいところを取り入れながら、子ども達にあった形の授業を模索しながら指導にあたっています。楽しい授業にすることはもちろんですが、週に一回しかない中でどれだけ規律の指導やグループワークを取り入れられるかを自らの課題として取り組んでいます。
 
 また、ニュージャージー校では小学生や幼児対象にダンスの特別授業を何度か行いました。子ども達にダンスの指導をすることは、情操教育として大変意義があり、やりがいがあると感じています。

 

教育において大切にしていることは何ですか?

 子ども達の「主体性」です。
 
 体育では体を動かすことはもちろん大事ですが、子ども達自ら考え、主体的に動けるようになってほしいと思っています。
 
 チームで作戦を立てて役割を決めたり、人とぶつかり合って、関わり合いながら社会性を育んでいけるような授業づくりを心がけるようにしています。

 

子ども達や保護者へのメッセージをお願いします

 いつも温かく見守ってくださりありがとうございます。これからも努力を重ねてまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

自身の振付作品「Liebestraume」を踊る様子

 

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