４月１９日、なんと３年ぶり！の「春の新入生歓迎遠足」を実施しました。６年生にとっては、最高学年として企画・発案や司会進行を務める、最初の学校行事となりました。恒例の法被を着て、気合十分の１３人。１年生はもちろん、２～５年生も楽しませようと、この日に向けて先週から準備を重ねてきました。担任のアドバイスを元に、実施に必要な準備を子どもたち自身が考えました。本番を想定して学級でもリハーサルをした結果、自分の担当となった司会を、一人ひとりがしっかりと務め上げる様子が見られました。
当日は気温が低く強風、そして思わぬ交通渋滞もあり、滞在時間が想定よりも短くなったことで、計画していたゲームができないこともありました。それでも、子ども達は文句一つ言わず、今できる環境の中でめいっぱい楽しんでいた姿が素晴らしかったです。

　5月２５日から２７日、３年振りに宿泊を伴う移動教室を実施しました。行先は、PA州フィラデルフィア。６年生は昨年と同じ行先となりましたが、それでも日帰りとお泊りでは大違いです。日が近づくにつれて、わくわくソワソワの１２人でした。アメリカ最初の国旗を作ったとされるベッツィーロスの家を見学したり、同じくアメリカ最初にできた動物園であるフィラデルフィア動物園を堪能。また、日本の伝統的な家屋や庭園を見学できる松風荘では、茶道を体験しました。真剣な目で茶筅を回し、お茶を点てる子ども達。日本人ながら、まだまだ知らないことの多い日本文化について、子ども達は感嘆の声をあげながら、貴重な学習体験をすることができました。ホテルでは、トランプや友達とのお喋りなど思い思いに過ごし、楽しい思い出を作ることができました。

　本学園の音楽科では２０２０年度より、５・６年生を対象とした器楽の授業を新たに始めるべく準備していましたが、COVID-19の感染拡大に伴い、導入は一時中断。まずは飛沫感染の心配がないパーカッション（打楽器）から全員で始め、５・６年生は専門の打楽器奏者から受ける指導を毎週楽しみにしていました。そしてついに今年度６月には、トランペットとサクスフォンの選択肢を増やし、まずは６年生のみ、３種類の希望楽器のレッスンがスタートしました。初めてトランペット・サクスフォンに触る児童は、金色に光る楽器に興奮気味です。楽器の部品の名前や、ケースからの出し方、持ち方を簡単に習い、まずは音を出してみよう…あれれ。音が簡単に出ません。卒業まであと１年を切っていますが、残りの日数でどれだけ上達するのか、６年生の成長がますます楽しみです。