2025年2月、フレンズアカデミーウィークエンドスクール(マンハッタン週末日本語補習校)、小学部2年生の教室から、「ににんがし、にさんがろく」と、元気な声が響き渡った。リズムに乗って声をそろえ、何度も繰り返し練習しながら九九を覚える時間だ。教室には自然と笑顔が広がり、子どもたちは意気揚々と学習に取り組んでいる。
九九の学習は、ただ暗記することが目的ではない。みんなで声に出し、体を動かしながらリズムで覚えることで、楽しさと達成感を味わいながら理解を深めていく。2年生の目標は、学年の終わりまでに2の段から9の段までを全員が合格すること。一人ひとりがその目標に向かい、楽しみながら挑戦を続けている。
フレンズアカデミーウィークエンドスクールは、土曜日または日曜日の午前のみ、もしくは午後のみ通うことができる日本語補習校だ。ニューヨーク・アッパーウエストの閑静な住宅街に位置し、通いやすさから、忙しい家庭でも無理なく続けられると人気を集めている。ほかの習い事と両立しやすい点も、多くの家庭に支持されている理由の一つである。
また、1クラス8名程度までの少人数制だからこそ、一人ひとりの理解度に寄り添った、きめ細やかな指導が可能となっている。
国算教室では、小学6年生までを対象に、日本語の読み書きに加え、日本式の算数を丁寧に学んでいる。
例えば、算数では、日本の教科書を用いて「なぜその公式になるのか」「どのように考え方が組み立てられているのか」を理解する学習は、子どもたちの理解を着実に深めていく。また、折り紙を使って図形を作ったり、定規を手に学校の中を測ったりと、体験を通して学べる工夫が随所に見られる。実際に手を動かし、目で確かめながら学ぶことで、算数への理解と興味が自然と深まっていく。
特に2年生で学ぶ九九は、補習校ならではの強みの一つである。アメリカの現地校では、九九を暗唱する形で体系的に学ぶ機会が少ないため、補習校で身につけた計算力は、現地校の算数授業において大きなアドバンテージとなる。実際に「現地校で算数名人と言われた」「英語に自信はないけれど、算数の時間は積極的に手を挙げられるようになった」とうれしそうに話す声も聞かれる。
リズムに乗った元気な九九の声が響く教室には、学ぶ楽しさと自信に満ちた空気が広がっている。フレンズアカデミーウィークエンドスクール国算教室は、子どもたちが日本文化のみならず、学習そのものを好きになるきっかけを、丁寧に育んでいる。
補習校で培った基礎力と論理的思考力は、現地校での学びを支える大きな土台となっている。