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世界とつながる跳躍 ― NY育英学園ダブルダッチチームの挑戦と成長

ニューヨーク育英学園のダブルダッチチームは、日々の練習を通して技術の向上だけでなく、仲間と挑戦する心、そして世界へと視野を広げる力を育んでいる。2026年1月は、そんな子どもたちの成長を目の当たりにする出来事が続いた。

1月13日、国際大会でも優勝し、世界的にも大人気の日本人ダブルダッチパフォーマー「REG☆STYLE」 のリーダー KO-YA 氏を特別講師として迎え、スペシャルレッスンが開催された。世界レベルの講師の指導に、子どもたちは緊張と期待の入り混じった表情でロープを見つめ、「こんな跳び方があるんだ」と新しい技の練習に取り組んだ。

世界的に活躍するダブルダッチパフォーマーのKO-YAさんによるレッスン
世界的に活躍するダブルダッチパフォーマーのKO-YAさんによるレッスン

レッスンの終盤、KO-YA氏が披露してくれた即興のパフォーマンスは、まさに圧巻だった。音楽に合わせ、ロープと一体化するような軽やかなステップ、リズムを刻むジャンプ、そして一瞬の判断で繰り出される高度な技の数々。その場の空気が一気に変わり、子どもたちからは思わず歓声が上がった。「あんなふうに跳んでみたい」「どうやったらあんな動きができるの?」と、目を輝かせながら食い入るように見つめていた。世界レベルのパフォーマンスを間近で体感したことで、子どもたちのなかに新たな目標が生まれた。

KO-YAさんによるパフォーマンス
KO-YAさんによるパフォーマンス

その熱気冷めやらぬ翌日、1月14日には、12月に開催されたダブルダッチの国際大会での優秀な成績が評価され、イングルウッドクリフスの市長から表彰式に招待された。こどもたちは、大会で着用したユニフォーム姿で参加し、努力を重ねて成し遂げた成果を改めて実感している様子だった。

表彰式後にみんなで記念撮影
表彰式後にみんなで記念撮影

表彰式では、市長から一人ひとりの名前が記された表彰状が手渡された。自分の名前を呼ばれ、前に進み出て表彰状を受け取る瞬間、子どもたちの表情には誇りと自信があふれていた。

Englewood-Cliffs市長のParkさんより表彰状を受け取る子どもたち
Englewood-Cliffs市長のParkさんより表彰状を受け取る子どもたち

週に3回、夕飯や学校の宿題を終えてから、欠かさず参加した学校での練習に加え、それぞれの自宅に集まって、チームメンバーと話し合いながら、練習を繰り返し、何度も挫折しそうになりながらも挑戦を続けてきた時間そのものが認められた瞬間となった。自身も国際大会で優勝経験のある笠間将平コーチは「ダブルダッチは、必要と思われる何倍ものチームメイトとのコミュニケーションが大切。この経験は子どもたちが大人になっても彼らを助けてくれる武器となります」と語った。

ダブルダッチを通じて、この2日間だけでも、技術面・精神面の両方において、子どもたちに大きな成長をもたらした。世界で活躍するプロから学び、地域社会から正式に評価される経験は、ダブルダッチという競技を超え、子どもたちの人生にとっても大きな財産となった。「もっと上を目指したい」という気持ちを胸に、子どもたちはこれからも新たなステージへと跳び続けていく。