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書き初めと百人一首で深まる、体験から広がる「立体的な学び」

育英サタデースクールポートワシントン校

1月17日「育英サタデースクール・ポートワシントン校中学部では、硬筆の「書き初め大会」と「百人一首大会」が行われた。

当校では、教科書での学習にとどまらず、体験を通して理解と感性を育てる学びを大切にしている。特に、日本文化に触れる行事は、知識だけでなく、日本の歴史や精神を立体的に学ぶ貴重な機会となっている。

当日は、まず、硬筆の書き初め大会が行われた。それぞれが事前に選んで練習してきた百人一首の歌を書き始めると、鉛筆の音だけが響き教室は凛とした空気に包まれた。終わった後には、「緊張した」「この歌、すごく好き」「漢字よりかなの方が(書くのが)難しい」などと話した。

生徒たちにとって、仲間とともに静かに書に向き合う時間は、新しい一年の始まりを実感する機会ともなった。

その後、百人一首大会が行われた。空気は一転し、会場には活気と緊張感が入り混じる。読み上げられる和歌に集中し、狙いを定めて札に手を伸ばす生徒たちの姿からは、これまで授業で和歌や百人一首のルールを学んできた成果を発揮する機会でもあり、真剣さが伝わってきた。後半になるにつれ、自分のグループの順位やポイントを気にして、試合は徐々に白熱していき、時には歓声や笑い声も交え、大会は大いに盛り上がった。「すごく楽しい」「またやりたい」と楽しい学びの時間になった。

書き初めや百人一首大会は、教科書で学んできた日本語や日本文化、歴史の知識を、実際の体験を通して確かめ、深める機会だ。文字を書く所作や仲間と札を競い合う経験のなかで、学びは知識としてだけでなく、感覚や記憶と結びついて定着していく。

こうした体験の積み重ねが、ニューヨーク育英学園が大切にする「教科書だけの学びではなく、体験を通して深く理解し心も育てる教育」へとつながっている。