NY育英学園では、月に一度アートクラスを設けており、クラスは英語で行います。ネイティブ・アメリカンが毎回様々な教材を提供し、子ども達に面白いアートの体験をさせてくれています。12月のアートクラスはオーナメント作りでした。まず子ども達の目についたものは、ふわふわの大量の綿。それを手で触ったりほほに当てたりしながら感触を確かめ、次にはちぎってみました。次々と子ども達から、『なんだか雪の中にいるみたい！』という声が聞こえてきました。ちぎった綿を、プラスチック素材の丸い透明容器に詰め込んで、あっという間に雪だるまの出来上がりです。鼻やマフラーにはフェルト素材を使い、最後は目のシールをつけて完成。世界で一つのオーナメントは、今でもクラスのツリーから子ども達を見守ってくれています。

　毎年12月は年少組さんが消防署に見学に行きます。消防署についた子ども達の目に、真っ先に飛び込んできたものは、大きな消防車。消防士さんが早速、消防車のドアを開けて「乗ってみたい人！」と呼びかけた瞬間、全員の手がざっと上がりました。高い階段をのぼって、いざ消防車の中へ。機材がたくさんあって重たい雰囲気の車内は、子ども達の興味をそそるものが山積みだったようです。消防士の服を着させてもらったり、ホースを持たせてもらったり、金属を切る巨大なはさみを持たせてもらったりと、子ども達の夢が詰まった体験の一日でした。学園に戻ってからは、すぐに消防士さんへお手紙作り。『消防士さんへ。とってもかっこ良かったです。どうやって火を消すかを教えてくれて、ありがとうございました。』心のこもったメッセージが書かれていました。