子ども達は、「節分」の豆まきの行事をひかえ、自分の心の中の追い出したい鬼を考えながら、お面を作り、2月３日の「節分の集い」を迎えました。はじめに幼児部全員で集い、各クラス毎に自分で製作した個性豊かな鬼のお面と枡の作り方を紹介しました。つぎに節分の紙芝居を聞いたり、クイズをしたり日本の伝統行事「節分の由来」などに親しみました。待ちに待った豆まきでは、自前の鬼のお面をかぶって、豆まきを行いました。「おにはーそと！ふくはーうち！」体育室に元気なかけ声が響きわたりました。小学6年生扮する迫力ある鬼に、追い出したい心の鬼に一人ひとり、力いっぱい豆をまきました。「泣き虫鬼」「怒りんぼ鬼」などの心の中の鬼も追い払って、さらにたくましくなった子ども達でした。最後は歳の数に１つ加えた分だけ炒り豆を食べて一年の健康を祈りました。

　年長組では毎年、Show and Tellの時間を設けています。Show and Tellとは、一日数人ずつ順番に、前に立って自分のことを紹介する時間です。3学期のお題は『ぼくわたしの得意なこと』でした。子ども達はこの日の向けて、何を紹介するか、どんな紹介をするかを考え、自宅で家族と練習をし、そして当日はクラスのみんなの前で一人でスピーチやパフォーマンスを行います。子ども達が紹介したものは様々で、ピアノやサッカー、野球そして縄跳び、バレエ・・・など。発表の仕方は様々でしたが、衣装や見せたい小道具を家から持参しての熱の入った時間となりました。発表後は質問に答えてとても立派ショウア＆テルの時間になりました。年長になると、自分のことを人前で話す機会が増えてきます。そのような活動を通して、子ども達のプレゼンテーション力養い、未来に羽ばたく人を育てたいと思います。

　もうすぐ卒園。年少組さん、年中組さん、お世話になった先生方へ昼食をご馳走しました。名付けて「卒園レストラン」。メニューは、夏に行った「お泊り保育」で作った思い出のカレー。その味を皆にも味わってほしいと楽しみにしていた卒園活動の一つです。事前に案内状と、手作り「ひまわりペンダント」の招待状を届け、前日は、一日がかりで料理。ひたすら野菜を切り、特に玉ねぎは涙が出ても我慢。「シェフって大変だねえ・・・」。当日は色とりどりのテーブルカバーにお花を飾って、準備万端。「いらっしゃいませ！」「こちらへどうぞ」と招待者を迎えます。「おかわりはいかがですか」注文を取る人、デザートをセットする人、片付けて新しい席を用意する人など、誰もが笑顔でおもてなしをしました。お客様も「美味しかったで～す！」と満足顔でした。自分で仕事を見つけ、相手のことを考えて動く頼もしい年長組。就学への準備が整ったことを実感した幼児部締めくくりの活動でした。