ごっこ遊びが大好きな子ども達。保育活動でのお話ごっこは，絵本の内容を理解して，お話に出てくる役になりきります。お話の読み聞かせ後に，なりたい役を選び，それらのお面を付けると，不思議なことにそれらの役になった気分になれます。お話に出てくる風景・状況などを想像しながら，みんなで一つのお話を楽しみます。いろいろな表現をしたり，役を変えたりして楽しめるお話ごっこは，慣れてくると，子ども達の大好きな活動の一つになります。次は何のお話をするのか，こんなお話をしたいなどと，興味をもち，活動に積極的になる子どももいます。お話ごっこから，劇ごっこに展開していきます。将来，俳優さんになる子もいるでしょう。

　毎年１１月半ばに行われる学園祭（劇の発表会）のお話のために，大きな背景画を作ります。子ども達は，床に広げられた背景画の下絵に「うわ～！おおきい～！！」と大興奮。スモックを着て，靴と靴下も脱ぎ，絵の具を塗ります。今年は，「ひょうたんぬま」をテーマに色塗りをしました。スポンジブラシを使って，用意された絵具を自由に塗っていく子ども達。できあがりは，とても愛着がある絵になります。塗っている最中，足の裏に絵の具がついて，床のあちこちに足跡がつくなどのかわいいハプニングもあります。みんなで，ワイワイ言いながら協力して作る背景画作りは，とても貴重な経験です。背景画以外にも，大道具用の作品も，みんなで塗りました。みんなで作った作品が増えるごとに，劇の練習にやる気が増す子ども達でした。

　子ども達が楽しみにしている行事の一つがハロウィーンです。１０月に入ったころから，ハロウィーンでは，何になるのか，何になりたいのかという話題で盛り上がります。トリートバッグを作り，お菓子をもらいに行くのも楽しみの一つです。今年は，幼児部３学年全員が集まって衣装紹介をし，ダンスをしてから，小学生の教室に，トゥリックオアトゥリートをしに行きました。お兄さんお姉さん達が，英語でハロウィーンに関する質問をしてくれて，それに答えられたらお菓子がもらえるということで，さくら組さんは，真剣!!　無事に質問にこたえられ，お菓子をもらうことができました。お気に入りの衣装を着て，お菓子ももらい大喜びのさくら組さんでした。