縄跳び大会は、二月十三日に行われました。日ごろ体育の授業で大縄跳びの練習にいそしんできた３年生達の目標は「目指せ二００回」でした。制限時間の３分 間で跳べた総回数を記録します。練習では最高が一八四回と二００の壁を越えたことはありませんでした。ところが本番、なんと二三三回を記録。しかもその間 誰も失敗しないで連続で跳ぶ事ができました。会場の先生や児童からはしきりに関心の声があがったほど。普段の練習では笑い声が聞かれた大縄跳びですが、本 番では全員がリズムをそろえて無心で取り組みました。長縄回しを担当した子も、みんなが跳ぶペースにあわせ上手にまわすなど、三年生のチームワークを大い に発揮しました。ノーミスの三年生に続けと上級生達は真剣そのもの。それぞれの学年がすばらしい記録を残した大会となりました。

社会科「くらしを守る」という単元に関連して、三年生は二月二十日にイングルウッドクリフスの消防署を訪れました。これは、同町では唯一の消防施設で、ボ ランティア消防士で構成されています。ボランティアといっても任務に対する責任は専門の消防士と同じ。週に一度は消防車を点検し、二十四時間中いつでも出 動の要請に備えます。子ども達への安全教育も任務の一つで、火の用心はもちろん、家での出火や服に火が移った時の対処法など、デモンストレーションを交え て解説してくれました。その熱のこもった説明に、英語が苦手な児童も積極的に質問しました。みんな消防士達の命をかけた仕事について感心し、熱心にメモを とりました。その姿に今度は消防士達が感心するなど、同じコミュ二ティーに生活する者同志のよき交流の場ともなった校外学習でした。

三月九日、三年生は社会科の単元に関連した校外学習に、バーゲンカウンティー保安官のオフィスを訪問しました。同カウンティーで保安官と呼ばれる人は一人 です。その下に約四百人もの人々が私たちの生活を守るために働いています。マッギアー保安官はとても気さくな方で、忙しい時間をさいて敬礼しながら迎えて くれました。三年生たちはオフィスや施設内の旧監獄を見学後、警察犬のデモンストレーションを見ることができました。間近で見た警察犬は大きく、合図とと もにすばやく標的に飛びつく様子に驚く子もいました。担当係官の指示にとても忠実な警察犬は、６ヶ月間厳しい訓練を受け係官と寝起きを共にしながら勤務し ます。自分たちの安全な生活が彼らの努力によって支えられていることを改めて感じた３年生でした。