8月に１～3年生合同で「ファームステイ」をしました。3年生は，農場での職業体験の他に，農場の仕事内容や動物について牧場主のフランクさんにインタビューをしました。学校に帰ってきてから，英語で行なったインタビューのビデオを何度も見直して，日本語に訳し，それを基に学校で本を探したり，インターネットで情報を集めたりして，調べ学習を行いました。それらをまとめて，発表会を行いました。
発表会には，1年生から6年生，園長先生やお母さん達がたくさん見に来てくれました。
聞いている人に分かりやすいように，声の大きさや話す速さに気を付けた素晴らしい発表でした。上級生から発表の仕方についてのアドバイスをもらい，次の発表会に生かしたいと思いました。

10月には，ミツワスーパーマーケットに見学に訪れました。スーパーマーケットでは，どんな仕事があるのか，またどんな事に気を付けて仕事をしているのか，を見学したりインタビューをしたりしてきました。今回は，普段は入ることの出来ない，スーパーの裏側を案内してもらい，大きな冷蔵庫が二つもあることに子ども達は大変驚いていました。その二つの冷蔵庫は違う温度設定をしていて，徹底的な品質管理がされている事を学習しました。
魚をさばいている所では，「一人暮らしの人たちでも食べきれるように，魚は小さく切っておきます。」との説明に「そっかあ。」と相槌を打っていました。
普段はお客さんとして訪れる，ミツワスーパーマーケットの「秘密」を知って，子ども達はとても得意気な表情をして帰ってきました。

10月から約2ヶ月かけて，学園祭の準備をしてきました。今年の3年生は，大人にはなりたくない少年のお話，ピーターパンでした。今年は，ピーターパンもフックも女の子が演じました。練習では，「声が小さい」，「動きをはっきり！」と何度も何度も「もう一回！」と言われたこともありました。その度に，全員で集まって動きの確認をしたりして3年生の心を一つにしていきました。
迎えた本番，子ども達は，今までの練習の中でも最高の演技をしました。その堂々たる発表に，思わず目頭が熱くなってしまいました。
しかし，学園祭が終わって書いた作文を読むと，どの子も「今年は声が小さかった。」「動きが小さかった。」「役になりきれていなかった。」と自分の厳しい感想を抱いていたようです。そんな向上心も素晴らしいと，また目頭が熱くなりました。