4月にニューヨーク育英学園小学部に入学したばかりの１年生と一緒に、遠足へでかけました。場所は、「ブランチブルックパーク」です。遠足当日は晴天に恵まれ、きれいな桜が咲き乱れる中を気持ちよく歩きました。広場では、6年生が中心となって準備したエッグハントや、みんなで遊ぶレクリエーションを楽しみました。その後、3年生が1年生のために図工の授業で作成したプレゼントを手渡すと、1年生は笑顔で大喜びしてくれました。そして、1年生が喜ぶ姿を見て、3年生も笑顔になっていました。お昼は、桜の木の下でお弁当を食べました。きれいな桜を見ながらみんなと一緒に食べるお弁当は、いつもより美味しく感じたようでした。

　体育では、鉄棒の学習に取り組みました。授業が始まって間もない時期には、「鉄棒から落ちたらどうしよう。」と恐怖心を抱いていた児童もいました。しかし、いろいろな技に挑戦しながら練習を重ね、技を習得していくうちに、どんどん鉄棒が好きになっていきました。そして、休み時間も自主的に鉄棒の練習をする児童も出てきました。子どもたちにとって一番難しい技は逆上がりです。技のコツを頭の中でイメージしながら練習をしますが、なかなか思い通りの動きができません。そんなときには、自分の動きをビデオ撮影し、その動画を確認しながら、少しずつ動きを修正していきました。初めて逆上がりができた瞬間には、周りで見ていた友達からも拍手が沸き起こり、「できたー！」と大声を出して喜びを表現する子どもたちでした。

　移動教室でカブトガニ見学を行いました。カブトガニは大昔からほとんど姿を変えずに、現代まで生き延びています。日本では天然記念物に指定されているカブトガニを間近で見たり、触ったりできるこの日を、子どもたちは心待ちにしていました。いざカブトガニを目の前にすると、緊張した様子の子どもたちでしたが、デラウェア州政府の調査機関でカブトガニを研究している専門家の方から話を聞いているうちにどんどん愛着がわき、最後には「カブトガニかわいい！」という声があちらこちらから聞こえるほどでした。カブトガニの数を数えたり、減少傾向にあるカブトガニをどのように保護していくのかを考えたりと、子ども達はカブトガニについての知識を深めるだけでなく、命の大切さについて学ぶ良い機会となりました。