HIMAWARI 2008 3
幼稚園最後の保育参観は、親子での共同制作です。まず子どもたちが布の上に転び、好きなポーズをとって、お母さんに“人型”を取ってもらいます。「くす ぐったいよー。」「じっとして。」大好きなお母さんとの作業に興奮したり、照れたり。大騒ぎの中、保育室は楽しい絵でいっぱいになりました。「双子だ あ。」と大喜びの子どもたち。お母様方が帰られた午後、絵の具をふんだんに使って、洋服や背景を描き入れました。いつもよりていねいに、集中して筆をふる い、でき上がりを満足そうにながめる姿に、思い入れが深いことを感じました。今にも動きだしそうなこの作品は、卒園式の壁面を飾る予定です。10年後、こ の日のことを、どんな風に思い出すのでしょう。
「幼稚園はあと20日、19日。」卒園を控え、せつなくも充実した2月終わり。お世話になった先生方、年中少の友達へ感謝の気持ちを込めて、デザートをご馳走することにしました。
「卒園パーラーに来てください。なに味がいいですか。」メニュー表を持って、学園中にオーダーを取りに行きます。月1回のクッキングで培った包丁さばき、 チームワークで、4つの味のゼリー80個が手際よくできました。お皿に生クリームやカットフルーツで、スマイリー、お花などに盛りつけ、「自分で食べた い〜。」「がまんだよ。」さて、続々とお客様がやってきます。手を引いて席へご案内し、ジュースのおかわりをすすめるなど、大忙し。「おいしい。」とお皿 をなめてしまう小さな子もいます。大成功!「疲れたけど、やってよかったあ。」とは、もうすぐ1年生パティシエたちの感想です。
春、冬に引き続き、近所の森へ。3度目とあって、トレイルや川原の危険も、楽しい場所もわかり、森に身をゆだねて遊ぶことができました。直前の降雪のなご りで、雪だるま作り、氷割り。川幅の3分の1ほどが凍っており、初めは恐るおそる踏んでいたのが、だんだん大胆に。何人もでどんどん奥へ歩いて行ってしま うので、ハラハラでした。(枯れて腹部に穴のあいた)おじいさんの木に「もうすぐ1年生」の報告をし、大声で歌い、雪のおにぎりを作り、シカの足跡を追 い・・・。思い思いに歩き、Nature Center に到着。鳥観察ブースへ直行し、大好きな鳥が来るのをじっと待ちます。「日本野鳥の会」より送られた“鳥パスポート”を手に、鳥探しビンゴをした後、じっ くりスケッチ。子どもたち念願のキツツキをはじめ、6種類ほどの鳥が姿を見せ、「描き切れないよ〜。」