SAKURA 2010 2
幼稚園児として初めて参加する運動会に向けて,さくら組ではポンポンを使った元気いっぱいの曲に挑戦しました。子どもたちは「ねずみのダンス」とあだ名をつけ,毎日楽しく踊りこんでいきました。保護者の方にもお手伝いいただいた手作りのねずみの耳をつけ,毎回ノリノリの子どもたち。繰り返し踊る中で,歌詞も部分的に覚えていくほどでした。 運動会当日を前に,お客さんがいる状態での発表に慣れるためにも小学生を招待し,ダンスの披露会をしました。小学生のお客さんを前に緊張したり,興奮したりとそれぞれでしたが,「かわいかったです。」「小さいのに振りを覚えていて,上手でした。」などたくさん褒めてもらい,ご満悦のさくら組さんでした。褒められた経験が次のステップになり,運動会当日も一人ひとりがそれぞれ頑張ることができました。
子どもたちが大好きなハロウィン。1ヶ月前から,何に仮装するかの話題が盛り上がり,保育室も塗り絵や輪飾りを作り,気分を盛り上げていきました。ハロウィンパーティー当日は,仮装して登園しました。憧れのヒーローになったり,大好きなキャラクターに変身したり,普段と違う服装に朝から大興奮の子どもたち。パーティーが始まる前に,当日まで何回かクラスで楽しんできた「魔女ゲーム」をしました。かくれんぼの要素を持ったゲームで,鬼役の魔女がほうきに乗って隠れた子どもたちを探しにいきます。仮装での集団遊びは,より一層子どもたちを楽しませてくれました。パーティーでは,小学部と合同で園舎内でTrick or Treatをしました。アメリカの行事をたっぷりと味わうことができたようです。
2学期は,運動会に学園祭,そして遠足やハロウィンなど行事がたくさんある学期です。それぞれの経験を通して,心身共にたくましくなる時期でもあります。さくら組さんも,周りのお友だちにより興味を持ち,言葉も発達してきたことから,集団での遊びがより楽しくなってきたことが伺えます。「貸して。」「あとでね。」「いいよ。」「一緒にやろう。」などのキーワードを上手に使いながら,友だちとの遊びと関係を深めていっています。友だちへの関心が高いゆえ,トラブルも増えてきていますが,トラブルも他人の考えを知ったり,自分の気持ちを考えたりするのに大事な通過点です。3学期も集団での生活の中で,子どもたち自身の言葉や気持ちを引き出しながら,生きる力を伸ばしていけるよう見守っていきます。