SUMIRE 2012 1
新入園の年少さくら組を迎えて、対面式を行いました。この日のためにすみれ組の子どもたちはお花の形のペンダントとダンスを用意しました。「さくら組さんよろこんでくれるかな。」とお話しながらお顔の絵を描いている様子はもうすっかり年中さんの表情です。とっても上手に出来上がりました。
対面式当日は、いつものすみれ組さんらしく元気いっぱいのダンス「マルマル・モリモリ」も披露しました。ダンスを見ていたさくら組さんも一緒に身体を動かしてくれていました。ペンダントをうれしそうに首にかけてくれているさくら組さんの笑顔がすみれ組の子どもたちの自信につながったことと思います。
暖かい春の日差しの中、すみれ組の子どもたちは、初めての鉢植えに挑戦しました。
柔らかい土を両手いっぱいにつかんで、「ふわふわだね~。」柔らかい土の感触を味わいながらそっと鉢に入れていきました。そして、花を育てるために、一粒ずつ大切に種を植えました。花の名前は「スイートピー」です。
実はこの作業は、子どもたちにとって特別な思いが込められています。母の日に、プレゼントするために、鉢の模様をデザインして、世界でたった一つの植木鉢を作りました。その日が来るまでに芽が出るかな。「早く、大きくなぁれ!」かわいい花が 咲きますように。毎日の水やりが大切な活動のひとつになりました。
学園からスクールバスで20分ほどの自然保護区にある「 Nature Center 」へ出かけました。最初に向かった先は大きな池。「ゲコッ!」何かの鳴き声が聞こえました。何と声の主は大きな蛙でした。子どもたちは突然の出会いに大喜び。ジーッと子どもたちを見つめる蛙をかわるがわる観察していました。今年度の年中児コース『Red Trail』に入ると道は急に細くなりましたが、子どもたちはどんどん森の奥へと入っていきました。葉っぱが積もったふかふかの道、倒れた大木の根っこ、ターザンのロープのように垂れ下がった木の枝、大きなキノコ、次々といろいろなものを発見していきました。ちょうど森の真ん中辺りに来たとき、じっと耳を澄ますと、素敵な森の音が聞こえてきました。子どもたちは、五感をフルに使って自然の素晴らしさを感じ取っていました。