HIMAWARI 2012 2
8月下旬、ニューヨーク育英学園にて、初めての年長組お泊り保育が行われました。この日の為に4月からお泊りの練習や準備をしてきた年長児。当日はドキドキワクワクした表情でバスに乗り込みました。ハリマン州立公園にある宿泊先ではまず、森の中でネイチャーゲームを楽しみました。続いて宿舎裏での夕食作り。夜は大きな火を囲みながらキャンプファイヤーを楽しみ、ゲーム大会が行われました。就寝時間にはホームシックで泣く子も出ず、お友達と隣合わせで寝る一夜に大興奮でした。翌朝、朝日が差し込む湖畔で朝の会を行い、思い出を振り返りながら帰路についた一行でした。「もっとお泊り保育したい」と言うほど楽しんだ年長児の姿は一回り大きく見え、ここで培った自立心、そして深めたお友達との絆がよく表れていました。
ニューヨーク育英学園毎年恒例の、ハロウィーンパーティが10月に行われました。様々な衣装を身にまとった全日制幼児部・小学部の子ども達が集い、歌を歌ったり自分の衣装の発表をしたりしました。中には園児のお父さんの完全手作りによる、ダンボールで作られたかぼちゃの衣装も登場し、一堂を驚かせました。トリックオアトリートの時間では、幼児部の子ども達が小学部のお兄さんお姉さんの教室へクイズを解きに出かけました。教室で待機していたお兄さんお姉さんから、英語と日本語でハロウィーンクイズが出され、答えるとご褒美にお菓子がもらえるので熱心に問題を解いていた子ども達です。このように行事を通して、幼児部と小学部の子ども達が交わり一緒に楽しめるのも、幼小一貫校である育英学園ならではの素晴らしい取り組みです。
専科アートクラスでは、様々な素材を使った表現活動や創作活動が行われています。今回は子ども達にとって興味深い「冒険地図作り」が行われました。自分が冒険してみたい世界を紙に描き、海図のように定規で線を引き、最後は紙を紅茶に浸して色付けしました。世界を描く子ども達の目は、夢がいっぱいでキラキラと輝いていました。定規を使うのも初めてだった子ども達は「小学生になったみたい」と喜び、熱心に取り組みました。動物島があったり、宝物が埋められている島があったり、テレビのヒーローが住んでいる街があったりと、個性溢れる世界を描いた子ども達はきっと、帆船に乗って冒険に出かけている自分の姿を想像していたことでしょう。あと数ヶ月で幼稚園をお別れする子ども達。いつまでも夢を忘れずに輝き続けて欲しいと思います。