曇り空の中出発したスクールバスが目的地のセコアファームへ到着する頃には、青空が広がっていました。数日前から「大きいカボチャを持って帰ってジャコランタンを作るぞ！」と張り切っていた子ども達。早速ヘイライドトラクターに乗ってかぼちゃ畑へ向かいます。たくさんのカボチャの重さや大きさを一つひとつ持ち上げて確かめながら、これだ！と思う一つをそっと袋に入れ「お母さんびっくりするかなぁ？」と満足そうな笑顔が並びました。お昼ご飯の後は、保育者のジャコランタン作りを皆でお手伝い！中に手を入れて種を取り出し「ぬるぬるする～」「スイカの匂いがする！」とはしゃぎながら素敵なジャコランタンが完成しました。それからしばらくの間、クラスでのお昼寝の時間はジャコランタンのろうそくが揺らめいているすみれ組です。

クッキングと隔月で実施している食育、今回は咀嚼(そしゃく)の大切さについて学びました。頬に手を当てて、歯を動かすとどの様に顎が動くのかを確かめ、よく噛むと何故体にいいのかを考えました。喉に見立てた透明のパイプの中に紙を入れて、大きなものは詰まる、小さなものはすぐに通る、と確かめた後に、皆で咀嚼（の実験です。噛むことでどんな変化が起こるのか、３つの食べ物を食べてみました。まずは全く噛む必要の無いベビーフード…「簡単に飲み込めるね」。そして次に煮干…「噛んでると甘い味になった！」。最後は固いスルメ…「うわぁ～、カチカチ！」「よだれがいっぱい出る」。よく噛むと唾液の分泌が促され、味が変化する様子を体験しました。毎日の食事も良く噛んで、しっかり味わって食べようね！

子ども達が何日も前からソワソワしながら楽しみにしていた４クラス合同の年末お楽しみ会は、一年間の行事を影絵で当てるクイズで始まりました。「クリスマス」「お月見」など、これまで幼稚園で楽しんできた行事がシルエットで映し出され、子ども達はこれまでの園生活を思い出しながらクイズに参加しました。その後、クラスで踊っている「♪あわてんぼうのサンタクロース」をみんなに披露し拍手をもらっていると、部屋の外からシャンシャンシャン･･･と鈴の音！子ども達の楽しそうな笑顔に引きつけられてやってきたのはサンタさんでした！一年間しっかりお話を聞いてお友だちとも仲良くできた子ども達にはプレゼントが手渡され、この日は早く家に帰ってプレゼントが開けたくて仕方ない子ども達でした。