透きとおった空気、ほほにあたる冷たい風が森に入った瞬間に感じられました。雪靴で一歩一歩踏み出すたびに、シャリシャリと雪の音がします。湖は氷が張って、その上に薄っすら雪化粧をして幻想的な景色が広がっています。ひまわり組の子ども達は幼稚園最後の森の幼稚園でたくさん遊びました。子ども達にお別れを言いに来たかのように、野生の鹿がお出迎え、「わあ！かわいいね！」と小声でささやきながら子ども達は森のハイキングコースを進んでいきました。春にも秋にも遊んだ広場で、倒れた木に登ったり、大きな木の枝を積み上げてお家ごっこをしたりして楽しみました。最後は子ども達の成長を見守ってくれた森の幼稚園にさようならをして、帰りの道を歩いていきました。

地元のニュージャージー、ニューヨークの方々に親しまれている合唱グループ「ハーモニーバスケット」。ボランティアで地域の小学校を訪れたり、定期演奏会を開き素敵な歌声を届けています。園児の保護者も参加しており、育英学園の子ども達にもコンサートを披露してくれました。季節の歌、英語の歌、子ども達にお馴染みの童謡などをきれいな歌声とともに届けてくれました。素敵な歌声に子ども達も目を輝かせ聞き入っていました。幼児部が学園祭で歌った「風の花束」では、子ども達も盛り上がって一緒になって歌っていました。会場の体育室に素敵なハーモニーが響いた楽しい時間となりました。

お世話になった先生方、たくさん遊んだ在園児の子ども達に感謝の気持ちを込めて卒園児が開く卒園レストラン。ひまわり組の子ども達は卒園レストランで振舞う「思い出カレー」作りに励みました。夏に行った「お泊り保育」で作った思い出のカレー。その味を皆にも楽しんでほしいと、前日にクッキングとして準備をしました。大きな玉ねぎの皮をむいたり、ソーセージを切ったり子ども達はワイワイ楽しみながらクッキングを進めていきます。最後は米研ぎにも挑戦しました。米を研いで水だけそうっと流して、一生懸命な子ども達の姿は、なんとも可愛らしいものです。翌日の卒園レストランは大盛況。たくさんの人に「おいしい！」と言ってもらって笑顔いっぱいのひまわり組でした。