2016年の育英学園は、新年を祝う日本の伝統行事でもあるお餅つき大会から始まりました。会場には大きな杵と臼が並び、冬休みが明け元気のいい子ども達が集いました。「明けましておめでとうございます。」と声を合わせて挨拶をしました。最初に獅子舞のデモンストレーションを見た子ども達は、その迫力にびっくりして「すごいねぇ」「わぁ、こわ～い」と言いながらも頭を噛んでもらって１年の健康を願いました。さて待ちに待ったお餅つき。みんな順番に挑戦していったのですが、杵は想像以上に重かったようで、子ども達は顔を真っ赤にしながらついていました。そして少しずつやわらかくなっていくお餅を不思議そうに見つめていました。お餅が伸びるたびに子ども達の体も一緒に伸びていく姿がとてもかわいらしかったです。
「よいしょ、よいしょ！」と、力いっぱいついたお餅を笑顔で食ながら、今年一年も、健康で元気に過ごせますようにと願いました。

今年度最後の参観日は毎月行われている運動の専科「動きマッスル」を行いました。子ども達はお父さんお母さんが参観していることで少し緊張気味でしたが、いつもの準備体操が始まるころには平常心に戻っていました。大きな声で「１、２、３、４…」と号令をかけながら体を温めて、跳び箱と鉄棒を組み合わせ、飛び箱に跳び乗ったり、鉄棒にぶら下がったり・・・日頃の成果を発揮しました。先生の話を聞きながら元気よく取り組みました。その様子を参観されていた保護者の皆さんが、子ども達の頑張りにこの一年の成長を目を細めながら感じ取っている姿にとても温かな気持ちになりました。最後にみんなでボールゲームをして楽しく盛り上がりました。今年度最後の参観日は温かな雰囲気に包まれたとても楽しい参観日となりました。またこの参観日の経験は、４月から年中組になる子ども達にとって大きな力と自信に繋がることでしょう。

2月に入り、さくら組に大きな七段飾りのおひな様が飾られました。あまりに大きく立派なひな人形に子ども達は目を輝かせ大喜び。毎朝登園するとひな人形を眺めては、「これが、3人官女だよね。」「右大臣のお人形は顔が赤いんだね。」など、『うれしいひなまつり』歌を通して覚えた人形の名前を話していました。
また、ひな人形制作では、何度も本物のひな人形の顔を眺めて “同じだね。”と嬉しそうに丁寧に作り上げる子ども達でした。出来あがった作品はみんなの自慢の一作となったようです。これもきっと本物の大きなひな人形を毎日眺めていたからでしょうね。さくら組さんももうすぐ進級です。さくら組さんが持っている美しいものを慈しむ気持ちや優しい気持ちを大切に、これからも健やかに成長していって欲しいと願うばかりです。3月3日の「ひな祭りの集い」では歌やゲームなどで盛り上がり楽しい一日でした。