今年度の春の遠足は新型コロナウイルスの影響を考慮し、大人数でのバス遠足を避け、年齢に合った場所へ徒歩での遠足でした。すみれ組は普段あまり歩くことのない学園の周辺へ出かけました。出発前には「えいえいおー！」と掛け声をかけ、気合十分です。一人ひとりの胸には「遠足カード」が下げられ、道中で様々なものを発見するレクリエーションを楽しみました。春のお花から消火栓まで、身近なものを特別に感じられる時間となりました。「あったー」「見つけたー！」と声が上がるとみんなで同じ方を向き、嬉しそうにシールを貼っていきました。自分たちで歩いて見つけ、自分たちでシールを貼って完成させた遠足カードは子どもたちの楽しい思い出の一部となったようです。

　月に一回のミュージックの時間、大好きな楽器に触れられるこの時間を子どもたちはとても楽しみにしています。少しずつ知っている楽器も増え、すぐに何の楽器だと答えられるようになりました。初めはうんたんうんたんと同じリズムを繰り返し、徐々に慣れていった子どもたち、５月のミュージックの時間には二つのグループに分かれて違う楽器を、違うリズムで演奏しました。どうなるのかドキドキしていた大人の心配をよそに、すぐに体でリズムを覚え、最後は歌に合わせて演奏までできました。楽器が大好きな子どもたちの積極性が奏でたハーモニーに大人も聞き惚れる素敵な時間となりました。次はどんな歌や楽器が出てくるのかとても楽しみです。

　裸足で足の指先を意識しながら行うリズム運動。リズム運動は全身を動かして体をしっかりつくることを目的にしています。子どもたちはピアノ伴奏に合わせて走ったり、跳んだり、転がったりします。リズム運動を積み重ねると、自然に体力がついて運動能力が高まります。よく聞く姿勢の悩みにも効果があり、内部から体幹を鍛えることで姿勢の良くなっていきます。初めは難しくて出来なかったポーズも、回数を重ねるごとに、自分の体の動かし方、バランスの取り方を知り、上手になっていきました。中でも子どもたちが好きな動きは、走るリズム。お部屋の中で走っても良い特別な時間として、トンボやめだか、汽車などの動きを楽しんでいます。