MAOSHO Concert at IKUEI-NY
9月8日、NY育英学園に特別なゲストが来てくださいました。津軽三味線奏者の浅野祥さんと、ピアノ・トランペット奏者の曽根麻央さんによる音楽ユニット「MAOSHO(マオショー)」のお二人です。日本の伝統音楽と現代音楽を組み合わせた新しいスタイルで、国内外で年間300回以上も公演をされているとのこと。
今回はニューヨークでのプロモーションの合間に学園を訪れてくださり、午前中はNJキャンパスで幼児部から小学生まで約60名の子どもたちの前で演奏をしてくださいました。力強い三味線の音色と軽快なピアノのリズムに、子どもたちは自然と手拍子をしたり、体を揺らしたりして楽しんでいました。
午後にはマンハッタンキャンパス(フレンズアカデミー)に移動し、たんぽぽ幼稚園の園児たちに向けても演奏会を開催してくださいました。初めて見る楽器や聞いたことのない音色に、子どもたちからは「すごーい!」「きれいな音!」と歓声が上がり、音楽の世界に引き込まれている様子でした。
下記に、各会場でのコンサートの様子をお伝えします!
三味線とピアノ演奏を見つめる子どもたち
午前中は、NJキャンパスの体育室に、NY育英インターナショナルスクール全日制の年中から小6までの約60名の子どもたちが集まり、公演がなされました。
子どもたちの元気な「MAOSHO~!」の掛け声でアーティストが入場し、公演の幕が開きました。最初に披露されたのは、世界各国のリズムを取り入れたオリジナル曲。演奏が始まると一気に子どもたちの心をつかみ、曲が終わる頃には友だち同士で顔を見合わせ、大興奮の様子が見られました。
続いて、三味線担当のShoさんによる「三味線クイズ」が始まりました。初めて目にする三味線に、子どもたちは目を輝かせて見入ります。「三味線は動物の皮でできています。何の動物でしょうか?」という問いかけに、次々と手が挙がり、さまざまな答えが飛び交いました。正解が発表されると、子どもたちからは一斉に「え~~~~!」と驚きの声が上がりました。
力強い津軽三味線の音色が響くと、子どもたちは自然と手拍子を打ち、体を揺らしながら、音楽の世界を全身で楽しんでいました。
ピアノ担当のMaoさんが「弾いてほしい曲があれば即興で演奏しますよ!」と声をかけると、子どもたちは待ってましたとばかりに一斉に手を挙げました。中でも「ゲームの曲を弾いて!」というリクエストには、「スーパーマリオブラザーズ」のテーマソングで応えてくださり、会場は大盛り上がり!子どもたちは大喜びで、自然と笑顔があふれていました。
公演の最後には、児童会長の小堀さんがアーティストの皆さんへ感謝の言葉を伝え、会場全体が温かい拍手に包まれました。そして、最後に全員で記念撮影。にぎやかで楽しい雰囲気のまま、心に残る演奏会は幕を閉じました。
三味線クイズを行うShoさん
クイズの回答をしたい子どもたち
同じ日の午後には、マンハッタンのフレンズアカデミーでコンサートが行われました。子どもたちにとってなじみのある曲が続き、会場はとても楽しげな雰囲気に包まれました。
途中で行われた楽器紹介では、奏者が「三味線の撥(ばち)は何からできていると思う?」と質問。子どもたちからは「石!」「木!」と元気な答えが返ってきましたが、実際には「亀の甲羅」と聞いてびっくり!その表情からも驚きが伝わってきました。
歯切れのよい三味線の音色に、園児たちは「すごくきれいな音!」「ぼくも弾いてみたいな」と目を輝かせていました。その後は、なんとトランペットを吹きながらのピアノ演奏も披露され、子どもたちは「えー!すごい!」と拍手喝采。最後にはみんなで童謡『海』を元気いっぱいに歌い、楽しい雰囲気のままコンサートは締めくくられました。
素敵な音色に聞き入る子どもたち
三味線の不思議にびっくり