2008-1 6th Grade Class
小学校最高学年としての初仕事は、「新入生歓迎遠足」の企画・実行です。小学校に入ったばかりの1年生たちが、一日も早く学校に慣れ、上級生たちと仲良く なるための遠足。メインの企画は、なんといっても全員で行うゲームです。ルールが簡単でみんなが楽しめるゲームを考えるのは、なかなか大変なことでした。 本番前には4、5年生に手伝ってもらい、用意した司会原稿に沿って、実際にゲームをやってみました。「準備は万端。」と思っての挑戦でしたが、ルールが良 く分かってもらえず、みんなからの質問攻撃にあうという結果に終わってしまいました。その日は、かなり落ち込んだ6年生でしたが、本番には、練習でうまく いかなかったところを修正し、立派に大役を果たすことができました。「もう、帰るのお。」「もっと、ゲームをしようよ。」の下級生の声に、今までの苦労も 疲れも飛んでいってしまう思いだったようです。
6年生の社会科では、「歴史」を学習します。最初の活動は年表作りです。100年を3センチメートルの長さにして縄文時代から平成時代までの長い長い年表 テープを作り、時代ごとの時間の流れを確かめました。8000年も続いた縄文時代を作りながら、「いつまでたっても縄文時代だなあ。」「こんなに長い間、 縄文の人は何をしていたのかなあ。」と古代への思いをめぐらせたり、時代が平成まできたときは、「ぼく達の生きている時間は、本当に短いんだね。」「日本 の歴史から見たら、数ミリメートルだよ。」と、日本の歴史の長さにびっくりしたりしていました。テープが出来上がったところで、廊下にテープを伸ばしてみ ました。「縄文時代。弥生時代。古墳時代‥‥。」と時代を読む6年生の声は高らかで、今から始まる歴史の学習に対する準備は整ったようです。
毎年5月、5・6年生合同で出かける移動教室。今年の目的地は、マサチューセッツ州プリマス市でした。プリマスと言えば、メイフラワー号。新しい土地を求 めてやってきたピルグリムとネイティブアメリカンが友好的に交流した町として有名です。その2つの民族が暮らした土地を知る手立てとして、プリマス湾に住 む海の生き物を実際に見て触ることのできる「ロブスターテイルクルーズ」に乗船しました。ポール船長の見せる海の生き物に、最初は怖がって手を出せなかっ た子ども達も、最後のほうでは、カブトガニを抱いたり、ロブスターのオスとメスを見分けたり、かにの卵をさわったりと、海の生き物のとりこになってしまい ました。そして、クルーズの後はロブスターディナー。真っ赤に茹で上がったロブスターを前に、「雄かな。雌かな。」「たまごは、あるかな。」などど、小さ な生物学者のような様子を見せながら甘くておいしいロブスターにかぶりついていました。