6th 2010 2
ニューヨーク(マンハッタン)にある国際連合本部を見学しました。事前学習で考えた質問をしながら,普段なかなか見ることのできない総会議場などの内部の様子を熱心に見学しました。6年生は,国語科や社会科で,戦争と平和について学習してきており,今回の見学が,平和についてより深く考えるよい機会になりました。
ツアー後は,10月に行なわれた育英っ子祭りの売上金の一部を,ハイチの子ども達のために国際連合を通じて寄付をしました。バザーの後,4年生から6年生で話し合い,寄付を決定しました。国連世界食糧計画(World Food Programme)でハイチの子ども達の学校給食プログラムを担当するデニス・ブラウンさんが来て下さり,3人の6年生が,日本語(宮尾碧人君),英語(パタソンヒュー君),フランス語(鈴木琢也君)でのスピーチをして寄付金を手渡しました。学園の代表,日本の代表として大変立派な態度でした。これから国際的にも活躍するであろう子ども達にとって大変貴重な経験ができました。
11月20日には学園生活最後の学園祭がありました。最初は,「楽しみだな」,「何とかできるだろう」という気持ちでした。しかし,実際に練習をしていく中で,言葉のない演技や,3人で動きを合わせること,激しい動きに難しさを感じ,大変苦労していました。跳び箱や床運動では,床に倒れてしまったり,転んでしまったりして,背中にあざを作りながら練習しました。こんなにも苦しい練習は初めてのことだったと思いますが,「3人で最高の演技をしよう!」という目標を強く持っていたことで,全員最後までやり遂げることができました。大変感動的なパフォーマンスでした。まさに伝説として,下級生に語り継がれる最高の演技でした。
「ガバナーズアイランド」
期間限定で開放されるようになったガバナーズアイランドに,校外学習に出かけました。ニューヨーク港の真ん中にあるこの島は,約200年間も一般に公開されていませんでした。島内は緑がいっぱいで,一般の車も入ってきません。島を一周する自転車道は,さわやかな海風にあたり,すぐ近くに自由の女神像を見ることができて,マンハッタンからフェリーでたったの7分という立地にありながら,まるで別世界のような島でした。また,島には歴史的な建物も多く残されており,各所に設けられている案内板で立ち止まっては,説明を読んで島の歴史について学び,ニューヨークの新たな一面を知ることができました。