２０１１年の最初の活動は，餅つきです。高学年が中心となって進めました。
今年１年の願いを込めて，全校でお餅をつきました。６年生は，会の進行とクイズを担当し，つきたてのお餅に５年生がきな粉，あんこ，醤油で味付けをしてお皿に盛っていきました。このもちつき大会をもって，５年生に児童会のバトンを引き継ぎます。６年生も仕事を終えてお餅をほおばりながら，昨年１月からの児童会の仕事のことを振り返り，今年のことを考えました。３月には，ニューヨーク育英学園を卒業し，４月からはいよいよ中学生です。これまでのリーダーとしての多くの経験を自信として３月の卒業を迎えます。

３月１日に，１日だけの卒業レストランが開店しました。これは，１１日に卒業式を迎える６年生が，これまでお世話になった先生方に感謝の気持ちを表そうと計画したものです。看板や会場のレイアウト作り，招待状の作成と手渡しを経て，いよいよ前日準備。保護者の方とともに，調理を行ないました。３０人前の調理という重労働にも，来てくださる先生方のために，皆で交代しながら調理をしていきました。
当日は，朝から会場の設営と最終の味のチェックをして，１１時からの開店に備えました。ウェイターとして接客にあたるのは，もちろん６年生です。席への案内やメニューの説明（ハヤシライス，カレーライ，牛丼，三種盛り），飲み物の給仕に大忙しでした。また，この日は，小学部，事務室，幼児部の先生方のほかにも，児童会や行事などで一緒に活動してきた５年生も招待しました。閉店後は，保護者の方も一緒に昼食をとり，これまでの思い出話や卒業後のことに話が盛り上がりました。今回の卒業レストランを通して，常にまわりの人への感謝の気持ちを持って生活していくことの大切さを感じたことでしょう。

３月１１日は，卒業式でした。３人の６年生がニューヨーク育英学園を旅立ちました。３人は，ニューヨーク育英学園を卒業し，それぞれ別々の学校へと進学していきます。少ない人数のため，行事では一人が何役も担当して，大変なことも多かったかと思いますが，３人が協力して見事にやり遂げてきました。３人の日々成長する姿に，たくましさを感じました。また，卒業前には，小学生はもちろん，幼児部の子ども達も６年生の教室に来て，お別れのあいさつをしてくれました。全員と握手やハグをして別れを惜しみました。学校中の誰からも愛された素敵な６年生でした。
これからの進路先では，いろいろなことで悩み，苦しむことがあるかもしれません。そんな時には，学園での頑張りや友達，先生方を思い出し，一つひとつのことを乗り越えていって欲しいと思います。
　未来に向かって旅立つ６年生を，これからもずっと応援しています。