5th 2011 1
5年生の学級通信の名称は「GO UP!!~Don’t miss it!~」です。子ども達がそれぞれ考えてきた案をもとに,相談して決めました。どの案もよく考えられた素晴らしい名称ばかりでした。名称の由来は,「GO」と5年生の「5」をかけており,今年一年,クラスが一丸となって上を目指していこう(「UP」)という思いが込められています。そして,「Don’t miss it!」ここには,全員のイニシャルが入っており,学級通信はもちろんですが,5年生の活躍を見逃すなという意味です。
“どんな困難にもあきらめずに何度でも挑戦する。そのことが一人ひとり,そして,クラスの向上につながる。”
運動会が延期になっても,田植えで泥だらけになっても前向きな5年生です。高学年として,児童会や学校行事で学校全体を引っ張っていくことは大変ですが,2学期もさらにがんばっていきます。
3月に日本の東北地方を襲った大地震と大津波は,子ども達にも大きなショックを与えました。遠いアメリカにいることがもどかしく,何もできない歯がゆさがありました。ニューヨーク育英学園でも,義援金ファンドを立ち上げました。一日も早く日本の被災地の学校が再開されることを願っています。子ども達も,そうした気持ちを表そうと,書写の時間に,気持ちを一筆一筆に込めて,文字を書きました。この気持ちは,必ず日本の人たちに届いていることでしょう。どんなことでも,今の自分に出来ることをやっていくことが大切です。毎日学校に通い,友達がいて,家では家族と一緒に平和に暮らせることの幸せを感じ,毎日を過ごしていって欲しいです。
5年生ならではの活動と言えば,米作りです。もみまきから大切に苗を育ててきました。すくすくと育った苗は丈夫で,「気持ちいい。」とかわるがわるなでられても,ピンとしています。雨の合間を縫って無事田植えが終了しました。みんな田植え初体験で,田んぼの泥に悪戦苦闘しながら,苗を植えていきました。ある児童は,「田植え地蔵」の歌を歌いながら田植えをすることが夢だったそうです。みんなで歌いながら楽しく田植えをしました。そんな陽気な5年生の様子は,ビデオライブラリーからご覧になれます。
毎日の水の管理も当番の仕事です。田んぼの状態に合わせて水の加減をしていくのは大変で,時には水没し,時には干上がっていることもありますが,5年生の愛情で決して枯れることはありません。秋には,たくましく立派な稲穂が見られるのを楽しみにしています。