いつも，家族で出かけているスーパーマーケットの裏側を見学してきました。スーパーマーケットの中に隠されているたくさんの工夫を知った子ども達はとても驚いたようです。中でも，「薄切り肉はなぜ高いのか」というおもしろい疑問の答えが「手間ひまの度合いと日本製の機械使用のため」という理由を知ったときは，疑問を解決した喜びで一杯の様子でした。その他にも日頃からの疑問をどんどん質問し解決していった子ども達。スーパーマーケットの見方や考え方がだいぶ変わったようです。一つひとつ洗ってからパック詰めされる野菜や，大きなかたまりから小分けにされ，パックの上に並べられていく魚や肉を見て，食べ物の元の大きさに驚いていました。「これからスーパーマーケットで買い物するときは，働く人たちの思いや努力を考えながら買い物をしたいと思います。」という子どもの言葉が印象的な一日でした。

社会科工場見学の一環として豆腐工場へ見学に出かけました。工場内へ入るのに手洗い，着替えだけではなく，風の力で体に付いたほこりを吹き飛ばしたり，埃取りロールで衣服を入念にきれいにしなければならない様子を目の当たりし，衛生管理の厳しさと難しさを痛感するとともに，その重要性も学習することができました。また，子ども達みんなが知っている「にがり」が豆腐を固めるために使用されていないという事実を知ったことがとても意外だったようです。最後に学習のまとめとしていただいた，その日出来たばかりのざる豆腐と，新鮮な豆腐をふんだんに使った味噌汁を10杯以上お替りする子が続出しました。本当に楽しくもおいしい学習旅行でした。

国語科の学習として自分の「物語」を作りました。主人公や場所，時間などすべてを自分で想像し，イメージマップを活用して物語の内容を練りました。そして，原稿用紙の上でどんどん自分の思いを膨らませながら，自由に自分の世界を表現しています。例えば，お菓子で出来た国が登場する話があったり，本の中に吸い込まれていくと本の中で新しい友達が出来るストーリーだったり，仲が悪かったおじいさんとおばあさんが二人の悪に気付き仲直りをする話があったりと，作家顔負けの個性豊かな作品が揃いました。今回の学習を通して，書く事を大好きになった子ども達がたくさん増えたようです。そして，友達の作った物語を読むという一つの醍醐味もとても良い勉強となったようです。「もっともっといろんな物語を作りたいです。」という声がたくさん聞こえてきた二学期最後の集大成でした。