1st 2012 1
暖かな春の日差しに負けない16の笑顔が集いました。そう,入学式です。元気な声で「はい!」や証書を受け取っての「ありがとうございました!」がとても素敵で可愛らしかったものです。
次の日から,早速1年生としての生活と勉強が始まりましたが,どの子もやる気満々で,自分のロッカーや靴箱を見つけては,嬉しそうに道具の一つひとつを片づけたり準備したりできました。
1年生には,それぞれ学校内にお兄さんとお姉さんがいます。「育英ペア」と称するもので,1年生と高学年(5・6年生)がペアになり,たくさんのことを一緒にします。まだ慣れていなかった4月は,まずは朝のお世話をお手伝いしてもらったり本の借り方を教えてもらったり…と,学園生活の「いろは」を丁寧に優しく教えてもらいました。時には,裏庭に咲き誇る桜の下で一緒に昼食を取ったり,生活科のお勉強を一緒にしたり。本当の兄弟姉妹のように,どんどん,どんどん仲良くなりました。
国語,算数,図工に体育,音楽や生活や英語などなど,子ども達はどの勉強も一生懸命。 そして笑顔で楽しんで頑張る毎日です。その中でも生活科は大好き!自然の中で,ニュージャージーならではの季節の移り変わりや虫の様子を見つめて,観察し,上手に記録しています。5月になると,字も文も少しずつ上手になってきて,日記のように記録することもできるようになってきました。また,あさがおの種をまいたり,お芋を植えたりなどもした5月でした。
学校中のちょっとした出来事にも発見と驚きを繰り返す1年生たちには,時折「こびとさん」が見えるようです。学校の中には,お勉強をしたり一緒に遊んだりしている「こびとさん」がいるんだそうです。ある時は,みんなが大好きな塗り絵を持っていった「こびとさん」もいたようです。豊かな心と共に,すくすくと育っています。
子ども達が「むずかしくなってきたねぇ!」と思わず口に出したある日。そう,算数の勉強中のことでした。「いくつ と いくつ」という,足し算の入り口になる勉強の時のことです。おはじきをつかったり○をかいたりしながら,数を確かめ,考えていきます。
「+(たす)ちゃんはねぇ、ふえるお仕事をするんだよ。」
「そっかぁ,-(ひく)ちゃんは,なくなるお仕事をするのかあ・・・。」
「=(わ)ちゃんは大変だね,先生。
+ちゃんのときも-ちゃんの時も,いっつもお仕事しないといけないんだね。」等々,1年生ならではの名言が飛び出す算数の時間でもあります。
きっとこれからもどんなお勉強も,楽しくしっかりと頑張ることでしょう。