2nd 2012 2
8月下旬,1・2・3年生合同のファームスティに行ってきました。一泊二日,家族のもとを離れての農場体験。出かける前,子どもたちは「動物にかまれないかな。」「ベッドから落ちないかな。」等と不安がっていました。すると,「心配になることはいいことなんだよ。」と言い始める子が出て,「心配なことにも挑戦してみないと。」「行ってみたらきっと楽しいよ。」と励ましあっていました。
実際,スティ先に着くと,優しそうな農家の方とたくさんの猫たちが子どもたちを迎えてくれました。猫と触れ合い,牛やヤギにお乳をあげたり,キャンプファイヤーやコーンメイズをしたりと,あっという間の2日でした。帰りのバスの中,口々に「まだ帰りたくない!」という子どもたち。楽しい思い出とともに,子どもたちの大きな自信になったようです。
育英学園では,毎月一回,専門の先生をお迎えして,「短歌・俳句」の授業を行なっています。5・7・5で季語を入れて作る俳句には子どもたちはずいぶん慣れ,掃除中やスクールバスの中でも,俳句を作って楽しんでいる姿があります。そこで2学期は,5・7・5・7・7の短歌に挑戦しました。短歌ができると,まず先生に見せます。先生からは,「ピカピカですね。」「こんな上手にできるなんてすごい。」とどんどん褒めていただきます。褒められた子どもたちはとっても嬉しそう。先生に褒められ,友達の短歌を聞いて,さらに意欲がわく2年生。季語がなくても,どんなことでも歌にできる短歌の楽しさに気付き始めた子もいます。子どもたちの句帳は,一人ひとりの宝物になることでしょう。
10月に,幼児部・小学部昼食交流会が開かれました。2年生は年長のひまわり組との交流でした。昼食前、国語で学習していた『お手紙』の音読劇を年長さんたちに見せました。年長さんにもわかるように、地の文は,ゆっくりはっきりと言うこと,会話文は,登場人物の気持ちになりきって読むということを目標に,皆で作り上げた劇でした。年長さんからは,「上手で、すごいなと思った。」「かたつむりくんがなかなか手紙を持ってこなかったのが面白かった。」等と感想をもらい,大満足の2年生でした。その後、一緒にお昼ご飯を食べて,絵本を読んだり一緒に遊んだりして過ごしました。交流会の後、「ぼくたちが3年生になったら、今の年長さんは1年生だ。優しくしてあげよう。」と言う2年生。お兄さん・お姉さんの自覚も出てきたようです。