園庭の桜の花のつぼみも膨らみはじめ、暖かな日ざしに包まれた春のよき日、NY育英学園において、２９名の1年生が小学校生活の「第一歩」を歩み始めました。子どもたちは、これから、様々な経験を通して、たくさんのことを身につけていくことでしょう。どんなこともいつも新鮮な気持ちで取り組み、着実にステップを踏んで欲しいと思います。
入学式の翌日から、希望に胸をいっぱい膨らませて、登校した一年生。「育英ペア」の５．６年生のお兄さんお姉さんに色々なことを教えてもらいながら、毎日、元気いっぱい活動していました。桜の花が満開となった裏庭での「お花見昼食会」も楽しい思い出のひとつになりました。

国語の単元『はなのみち』は、「物語を読む」という初めての学習です。子どもたちは、文章や挿絵を見ながら、冬から春に移り変わる場面の様子や「くまさん」についての想像を膨らませていきます。また、子どもたちは、挿絵に出てくる動物たちがどんな会話をしているか想像することで、更に言語を広げる学習につなげていきました。その中で、「先生、劇ができるよ。」「それなら、みんなに見せたい。」という声が自然に出てきました。そして、「はなのみち　いくえいばぁじょん」の音読劇発表会を行うことになりました。
　当日のお客様は、幼児部のひまわり組さんや先生方そして、小学部からは２年生から６年生までの全員です。一生懸命頑張った成果を見てもらい、達成感を味わうことができました。「また、やりたいね。」「今度はもっとしっかり練習するよ。」向上心いっぱいの１年生でした。

1年生は、生活の時間にアサガオの観察をしています。一人ひとつの植木鉢に種をまき、大切に育てています。今年は例年より気温の低い日が続いたので、子どもたちはとても心配していましたが、芽が出て葉っぱが増えてきてからは、初夏の日差しをたっぷり浴びてすくすくと成長しています。
　子どもたちは五感を使って、観察カードの記録も頑張っています。習ったばかりのひらがなもとても上手に書けるようになりました。
　「アサガオの種ってちっちゃいね。」「葉っぱが増えてきたよ。すごいねー。」
　「ぼう（くき）の色がかわったよ。」「大きくなってきて、うれしいね。」
たくさんのつぶやきが聞こえてきます。子どもたちの笑顔に負けない大輪の花が咲く日が待ち遠しいですね。