2nd 2013 1
5月7日火曜日はよいお天気だったので、裏庭で昼食を食べることにしました。八重桜が満開で、見事でした。花びらが幾重にも重なり、重さで枝がしなるように見えます。花びらを散らして、花吹雪を楽しむ人もいました。アメリカでも、こんな美しい八重桜の下でお花見が出来るなんて、日本に住む人たちにとっては、思いがけないことかもしれません。国語の授業で「たんぽぽのちえ」という説明文を学習しているので、たんぽぽを見たり、綿毛を飛ばしたりする人もいました。教室からは、たまにリスが通り過ぎるのが見えます。自然を感じながら生活できるのは、子ども達の成長にとても大事なことだな、と子ども達の明るい反応を見ていて思います。
算数の授業では“マイものさし”を工作用紙で作り、それを使って教室内の色々なものを測ってノートに記録しました。まずは、自分のものさし(45cmまで測れる)でおさまるくらいの物を測り、その後は友達とつなげて、もっと長いものを測ってみました。それぞれが教室にあるものを測った後には、長さを当てるクイズをしました。「黒板消しの長さは?」とたずねて、他の人がそれを予想します。最初は予想される長さも、10cmから40cmまで、幅広かったのが、だんだんと長さの感覚もつかめてきて、幅も狭まりました。このような活動を通して、長さの感覚を養えたらいいなと思います。
国語の授業では、「スイミー」を学習しました。まずは第一場面。スイミーとその兄弟達が、楽しく暮らしていた場面について、一人一人が小さな赤い魚の兄弟になりきって、どんな会話をしているかグループで相談し、みんなの前で発表しました。「おにごっこしようよ。」「いいね!」「じゃ、ぼくがおにになるね。」と小さな赤い魚たちの会話もはずみます。しかし、次の場面では、おそろしいまぐろがやってきて、一口で小さな赤い魚達をのみこんでしまいます。
それぞれの場面で、登場人物になりきってみることで、子ども達はこの物語に入り込んでいました。2年生18名が、まるで小さな赤い魚の兄弟たちであるかのように見えました。