2nd 2013 2
9月の生活科の時間に、1学期に植えて育ててきたじゃがいもを収穫しました。暑い夏を経て、葉っぱがくたくたとしおれてしまった苗もありましたので、ちゃんとじゃがいもができているか心配しました。みんなで軍手をした手を土の中に入れて掘ってみると、予想以上にたくさんのじゃがいもが土の中ではちゃんと出来ていたのです。
次々とじゃがいもを掘り当てて喜ぶ子ども達。自分達で育ててきたじゃがいもの収穫に、みんなの顔は喜びと達成感に包まれていました。スーパーで野菜を買う時にも、それを長い時間かけて育ててくれた農家の人の顔が浮かぶようになってほしいと願っています。それが食物や自然を大切にする気もちに繋がっていきます。
収穫したじゃがいもを翌週にみんなで食べました。どのようにして食べたいかアンケートをとったところ、一番になったのが、じゃがバターでした。みんなでじゃがいもを洗い、ピーラーを使って皮をむき、茹でてシンプルにお塩やバターをつけて食べました。じゃがいもを洗ってじっくりと見てみると、色も形も大きさもみなそれぞれ違っていることに気がつきます。スーパーには並ばないような小さな小さな赤ちゃんじゃがいももあれば、ごつごつとした大きなお父さんじゃがいももあります。大きさの揃ったじゃがいもしか見慣れていない子にとっては、千差万別のじゃがいもの姿に興味津々。あっという間においもは売り切れになりました。シンプルなだけに、おいもの味はよくわかったようです。美味しい!という笑顔がたくさん見られて、嬉しいクッキングでした。
今年度2回目の幼小交流会を行いました。年中組を訪れ、一緒に昼食を食べた後、2年生は、国語の授業で学習中のアーノルド・ローベル作「お手紙」を、グループに分かれて読み聞かせをしました。その後、みんなで「なべ、なべ、そこぬけ」をして遊びました。最初は年中さんと2人または3人組になり、それから2グループが合体し、更に最後には全員が一つの大きな輪になって遊びました。
小さい年中組の子ども達と一緒にいるところを見ると、みんながお兄さん、お姉さんに見えるから不思議です。子ども達自身も小さい子と一緒に過ごすことで、自分が面倒を見る側であること、自分の成長を感じたことでしょう。そしてそれが、彼らの更なる成長へと繋がっていくのだと思います。交流会は自分への気づきを促す良い機会になっています。