6th 2013 2
幼児部と小学部が同じ校舎で勉強するニューヨーク育英学園は,学園祭の合同開催の他にも,幼児部と小学部との交流活動が盛んに行なわれています。9月には,幼児部年中すみれ組を訪れての昼食交流会があり,10月には,年長ひまわり組の子ども達が小学部の授業を見学に来ました。昼食交流会では,かわいいすみれ組の子ども達と一緒にお弁当を食べて交流しました。一緒にお話したり,準備や片付けのお世話をしたりしました。昼食後は,ゲームや絵本や紙芝居の読み聞かせをしました。事前に幼児部の先生と一緒に練習した紙芝居では,すみれ組さんの一人ひとりが身を乗り出し,目を輝かせていました。子ども達同士の交流が深まる素晴らしい活動です。
11月には,日本で活躍中の書画家である田中太山先生をお迎えして,特別授業が行なわれました。ダイナミックな筆さばきと,大きな紙に書かれていく文字の迫力にみんな圧倒されていました。田中先生には,今年の6年生の学園祭テーマ「絆」を特別に書いていただき,学園祭当日には背景として使用しました。その日からの練習は,自分たちの演技が,この文字に負けないように,更にレベルアップを目指してがんばろうという熱気に満ち溢れていました。学園祭本番では,6年生の「絆」,学園の「絆」,日本の「絆」,そして,世界の「絆」を文字と自分たちの演技とでダイナミックに表現し,学園祭のフィナーレを飾るのにふさわしい感動の舞台となりました。
11月18日は,6年生にとって小学校生活最後の学園祭でした。9月に入り,今年の演目が決まった時には,劇と和太鼓,日本の踊りという3つの組み合わせに,みんな楽しみ半分,不安半分という気持ちでした。練習をしていく中で,一人ひとりの曲に合わせた動きや,みんなで動きを合わせること,お客さんを意識した話し方や目線等の難しさを感じることも多く,大変苦労していました。劇だけではない初めて経験したことでしたが,「がんばって最高の演技をしよう!」という目標をみんなが強く持っていたことが,まさに,6年生の「絆」を感じさせた素晴らしい演技につながったのではないでしょうか。長い期間の練習と,学園祭をやり遂げたことを自信として,「絆」を胸に,これからも学習や生活にがんばってもらいたいと思います。