今年の学園祭で，宮沢賢治の名作童話「セロ弾きのゴーシュ」を演じました。オーケストラの演奏を元気な歌声で表現し，ユニークな動物たちとの出会いによる主人公ゴーシュの音楽的成長を，ダイナミックに演じました。トランペット，クラリネット，バイオリン，チェロなどの小道具も全て自分たちの手作り。宮沢賢治の独特の世界観を見事に描いた背景画。そして，自慢の交響曲「銀河鉄道」と「セロ弾きのゴーシュ」の2曲の合唱。厳しい練習に，時には涙を流すこともありましたが，その分みんなで力を合わせ，支えあって乗り越えていくことの楽しさも学ぶことができました。本番は練習の成果を存分に発揮し，大勢の観客の前で，堂々と演じ切ることができました。

子ども達が普段からよく利用しているNJ州のエッジウォーターにあるミツワスーパーマーケットへ「お店の仕事」を学習するために社会科見学に行きました。今回は，お店の方の丁寧なご説明に，しっかりとメモを取りながら，たくさんのことを学ぶことができました。また，質問タイムには，事前に用意していた質問を中心に積極的に尋ねる姿がありました。「どうしてこのお仕事を始められたのですか。」という質問に，「人の役に立ちたいという思いがあり，日本のおいしい食品を紹介できるこの仕事に就きました。」というお言葉に，感銘を受けた様子の子ども達でした。最後に，「お客さんにインタビューしよう」という目標も全員達成し，実りの多い一日となりました。

今年の3年生は，体育大好きキッズが本当にたくさん集まっています。毎回，体育の授業の終わりには「もっとやりたかった！」と必ず言うほどです。どんなに寒い日も，休み時間には必ず外に出て，おにごっこや鉄棒，サッカーなどをして体を動かしています。2学期，特に熱心に取り組んだのは，育英ポートボールでした。授業では「みんなが楽しめるように」「勝敗を素直に認める」ということを大切に進めました。初めは難しかったこの目標も，回数を重ねる毎によりよい工夫や作戦を考えられるようになりました。この学習を通して，ボール運動に関する技能面だけでなく，ルールや作戦を工夫することの面白さや，チームプレーの楽しさを学ぶことができました。