３年生の今年の学級園では，子どもたちに人気の高いひまわりを育てようと，毎日水やりに真剣に取り組んでいます。今年は，今まで育てたことのないほど背丈が高くなる巨大ひまわりの種を手に入れ，今からどれだけ背が高くなるかとても楽しみに育てています。夏休みが開ける頃には立派に育った３メートルを超えるひまわりの「森」に驚くであろう子どもたちの表情が今から楽しみです。育て始めは高さ２，３センチメートルにも満たない子葉が，それほどの高さまでに大きく育つことは，子どもたちにひまわりのことだけではなく，たくさんのことを教えてくれます。小さな芽を大切に大切に部屋で育て，植え替えした子どもたち。子どもたちの”子どもたち”はきっと大きく育ってくれることと思います。

３年生で初めて登場する教科「社会科」の最初の単元「わたしたちのまち」を自分たちの目で確かめるため，歩いて地域探検に出かけてきました。今回の地域探検では，教科書に登場する地図記号だけではなく，より分かりやすい地図を目指し，子どもたち自身のオリジナル地図記号も準備し地域探検へと出かけました。しかし，東西南北に悪戦苦闘し，地図上の自分の位置を確認することに四苦八苦の連続でした。そんな子どもたちでしたが，地域探検中に地元のピザ屋さんからうれしい出来立てピザの差し入れを頂き，パワー全開で地域探検を続けてきました。今回の探検のまとめとして子どもたち自身が作った「わたしたちのまちの地図」は，自分たちのまちへの愛情たっぷりの地図となりました。

３年生の理科の一単元「こん虫を育てよう」では，過去に様々なこん中を育ててきましたが，子どもたちから一番熱い視線を浴びるのがカイコです。子どもたちにその魅力はと聞くと「自分達が準備した桑の葉をたくさん食べてくれる」からとのこと。すでに脱皮を何度も繰り返したカイコはどんどん大きくなり，その食欲はとどまるところをしりません。週末はそれぞれのお家に「お泊り」しているカイコたちはすでに家族の人気者のようで，中にはカイコ専用の虫かごを作られたお母さんもいらっしゃるほどです。多くの人を魅了するカイコの力にはまさしく脱帽の一言。カイコ自身がお世話になったお礼にと，美しい繭を作り始めるのはもうすぐです。カイコの中にどこか人間らしさを感じてしまう子どもたちの気持ちがとてもよく分かる今日この頃です。