1st 2015 2
1学期に種を植え、夏休みの間も大切に観察をしながら世話をし続けたアサガオ。夏休み明けに、たくさんの花を咲かせた鉢が学校に集まりました。自分たちで育てたアサガオの花を思い出に残そうと、皆で話し合い、押し花のしおりを作ることに決めました。作る手順を注意よく聞き、1人1枚大切に作り上げ、とても素敵なしおりが完成しました。
その後も、休み時間になっては、夢中で種集めをする1年生の姿はすばらしいものでした。また、1年生で集めた種は、来年の新1年生が大切に育ててくくれるように願いをこめて、育英学園の年長さんにプレゼントをしました。自分たちで育て上げ、採取した種を贈る1年生は、プレゼントする喜びを噛み締めている様子でした。
算数の「かたちあそび」の単元にて、様々な形の空き缶や空き箱やボールなどを持ち寄って、2人1組で決めたものを作りました。児童たちは、活動のルールに従って、ペアーと話し合いや協力をしながら、楽しく活動に取り組みました。助け合いながら、1回作っては、新しい案を取り入れて作り直し、試行錯誤している姿に感心しました。
作るときに困ったことや、工夫したところについての発表も行いました。どのグループも、国語で培った表現力や発表の仕方などに気をつけながら、上手に分かりやすく説明することができました。
初めて身の回りにあるものの形についての特徴や機能に注目をし、今後の平面図形や立体図形の学習を深める第一歩を踏み出しました。
2学期の大イベント、学園祭。一年生の劇は、国語科の教科書でおなじみの「おおきなかぶ」の物語をアレンジした劇、「育英学園1年生~かぶを抜くの巻き~」でした。心身ともに大きく成長した1年生の様子をイメージして作った劇でした。約1ヶ月半の練習で、子ども達は様々な経験を通して、助け合い、学び合い、時には言い合いになりながらも、仲間の存在を感じて成長していきました。本番の舞台では、「間違えを恐れずに、一生懸命やる」ことで大成功に終えることが出来たように感じます。
そして、小学部の学園祭に欠かせないのが、図画工作の授業で取り組んだ、背景画作りです。大きなパネル4枚に、全児童のアイデアを組み入れ、1枚の絵に仕上げました。助け合って、白い部分を埋めていったり、パネルとパネルの絵をつなげていく作業は、とても大変でした。しかし、出来上がった時の感動を、きっと忘れることはないしょう。