3rd 2016 1
6月1日(水)からの3・4年生合同の宿泊移動教室では,デラウエア州のスズキファームで農業見学をしました。ファームに着くと早速,鈴木さんが30年以上も海外で日本の野菜を育てていることや,それぞれの野菜に合った育て方があることなどをお話ししてくれました。そして,農園を歩きながら,インゲン・ピーマンなどのもぎたて野菜を食べさせてくださいました。野菜がおいしいのと,鈴木さんの温かい人柄に触れ,子ども達は野菜に興味をもったようで,たくさん質問をしていました。ホテルに帰ってからのバーベキューでは,スズキファームで収穫した野菜をたっぷりいただきました。ピーマン嫌いな子も「おいしい!」と笑顔で食べていました。
3年生で初めて登場する教科「社会科」の最初の単元「わたしたちのまち」を自分たちの目で確かめるため,歩いて地域探検に出かけてきました。今回の地域探検では,教科書に登場する地図記号だけではなく,より分かりやすい地図を目指し,子どもたち自身のオリジナル地図記号も考えながら歩きました。方位磁針を携帯して歩くことで,東西南北の方角も確かめながら,地図上の自分の位置を正確に知りながら歩けた子が多かったようです。そんな子どもたちでしたが,地域探検中に地元のピザ屋さんからうれしい出来立てピザの差し入れを頂き,パワー全開で地域探検を続けることができました。今回の探検のまとめとして,子どもたち自身が作った学校周辺地図は,自分たちのまちへの愛情たっぷりの地図となりました。
3年生の理科の単元「こん虫を育てよう」では,モンシロチョウの飼育を行いました。幼虫の段階から容器の中で観察すると,何度も脱皮を繰り返して日に日に大きくなる様子に,子どもたちは驚きを隠せないようでした。さなぎになると,毎日舐めるように観察し,「まだ大人にならないかな」,「さなぎの中に羽が見えるよ」などと興味津々。羽化が待ちきれない様子でした。そして見事白い羽を広げた日には,クラス中に大歓声が響き渡りました。子どもたちはモンシロチョウの飼育を通して,昆虫の体の仕組みと生き物が育つことの素晴らしさへの理解と関心が一層深まったようです。もはやモンシロチョウの気持ちが分かる子もいるのではないでしょうか。