6th 2016 1
6年生は入学してきたばかりの1年生の心強い見方です。育英ペアとして,5・6年生と1年生がペアになって,小学部の行事や学校生活の中で一緒に活動します。さっそく,4月には,ブランチブルックパークへの新入生歓迎遠足でペア活動をしました。新入生歓迎遠足は,6年生となって初めての大きな行事で,計画から準備,当日の進行までを担当しました。休み時間を使って準備したり,何度も司会の原稿を練習したりしてきました。心配された雨も上がり,春の日差しが心地よかった遠足当日は,毎年恒例の児童会ソングの合唱に始まり,出発式,対面式などの司会に,エッグハントや手つなぎ鬼など楽しいゲームの進行にと,見事な仕事ぶりで,大成功の春の遠足でした。
今年度の運動会のスローガンは赤組『希望に燃える赤!』,白組『花咲け白竜』でした。運動会の応援合戦は,1ヶ月以上前からパフォーマンスの選曲から振り付け,練習計画など,赤組白組に分かれて相談してきました。練習では,振り付けの工夫や下級生をまとめることの難しさを感じ,悩むこともありました。そんな時,学校では友達同士協力して困難を乗り越え,本番を迎えることができました。運動会では,大きな声で下級生に指示を出し,グラウンドいっぱいに動いて,一生懸命にがんばる姿に誰もが感動しました。6年生が中心となって行う,未就学児競技の『スウィートキャンディー』も大成功。運動会を終えて,自信と責任感を持ち,一段と成長した6年生は,ニューヨーク育英学園の立派なリーダーです。
5月には,5年生と6年生とでマサチューセッツ州ボストン,プリマス方面へ3泊4日の移動教室に行きました。6年生の班長を中心として協力して4日間を過ごしました。バスの中ではカラオケ大会等で大いに盛り上がり,あっという間にボストンに到着。まず,先輩訪問として,ボストンの大学へ卒業生を訪ねました。その後,ボストン市内のフリーダムトレイルや,ピルグリムやネイティブアメリカンといったアメリカ建国のルーツとなる場所を訪れ,当時の人々の暮らしや苦労などについて調べました。また,日米の架け橋として活躍したジョン万次郎ゆかりの地フェアヘブンも訪れ,当時通った学校や教会,住んでいた家を見学し,貴重な4日間となりました。この学園ならではのたくさんの経験が,子どもたちをたくましく成長させるのです。