6年生を送る会，3年生は「影絵クイズ」を披露しました。クラスで話し合いを繰り返し，どんな内容にするか，少しずつ決めていきました。話し合いの後はライトとスクリーンのカーテンを使って練習。司会進行をする人，変装して影になる人，影になって物を投げたりキャッチしたりする人，カーテンを持つ人，ライトをつけたり消したりする人に分かれて，うまく見せらえるよう，何度も工夫を重ねました。練習の甲斐もあり，本番は大成功。影絵クイズは意外な答えや動きで大盛り上がりでした。それだけでは終わりません。影絵クイズの後は，切り文字をつなげて作った6年生へメッセージをカーテンに映し出しました。その美しいメッセージで，会場からは感嘆の声が上がりました。

冬は毎年恒例のなわとび活動。初級から始めたなわとびカードでは，達成シールを集め続け，上級に挑む子もでてきました。そんな中，2月に行われた長縄跳び大会。3年生の目標は，3分間で215回。これは，大会直前，2月14日のバレンタインデーに行った練習で214回跳んだために設定したものです。目標を超えられるかどきどきの緊張感で迎えた本番。周りの声援に背中を押されながら，真剣な表情で跳び続ける子どもたち。3分が経過した時に気づくと，257回という予想を遙かに上回る記録を打ち出していました。その瞬間，会場は目標を達成した喜びを分かち合う子どもたちの笑顔で溢れ，忘れられない思い出の大会となりました。この経験を通して，子どもたちは「やればできる」ということを実感し，クラスの団結も深まりました。

一学期から続けている幼少交流。三学期も，年少さくら組さんと一緒にお弁当を食べ，絵本の読み聞かせや積み木遊びをして楽しみました。子どもたちは何度も交流を重ねるうちに積極的に関わり合えるようになり，3年生の姿からは頼もしさもにじみ出てきました。今回の交流は一年間の集大成。一緒に遊んだ後，合唱の発表で交流しました。3年生が歌う曲は「ふるさと」。卒業式でも歌う曲を，高低音のパートに分かれて披露しました。ピアノの伴奏が流れ，慎重に，調和のとれた声で歌う子どもたち。その美しい歌声と真剣な眼差しで，さくら組の子どもたちの心を揺さぶったようです。歌い終わると盛大な拍手を贈られ，どこか恥ずかしそうにしながらも，達成感溢れる表情を見せてくれました。