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笠間 多紀子 さん

Takiko Kasama

保護者インタビュー

NY育英学園全日制の丁寧な指導と個性の尊重が魅力です!

笠間 多紀子さん

NY育英学園全日制2018~2022年度まで在籍した笠間リヅさん(当時小2~6年)のお母様、笠間多紀子(かさま たきこ)さんに、2021年春に学園長がインタビューをし、お答えいただきました。
この記事は、当時のインタビューを加筆修正したものです。

 
※こちらの記事は、2023年度秋号『NY育英学園機関誌フレンドシップ』に掲載されたものです。

NY育英学園はどのようにして知りましたか?

 渡米前にオンラインで調べたり、主人の会社の方に尋ねたりして知りました。

渡米前、不安はありましたか?

 娘は英語を話せるようになるだろうかと心配でした。現在(2021年)、アメリカ生活4年目になりますが、はじめは小学2年生から3年生にかけての1年間だけの予定でした。日本の先生やお友達に「1年もアメリカにいたら、英語ぺらぺらになって帰ってくるね!」と送り出され、少しは話せるようにならないとカッコつかないなと思っていました。

 

学校選びの決め手は何でしたか?

 英語を話せるようになって欲しいという思いはありましたが、それ以上に母国語としての日本語の教育は大切だと思っていました。日本人学校、現地校とそれぞれに長所と短所があり悩みましたが、最終的には、文科省の定める学習指導要領に基づく教科指導を受けられ、週に10コマも英語の授業があるニューヨーク育英学園全日制小学部に決めました。

 

実際に入学してみていかがでしたか?

 校舎は小さいですが、学園の41年もの歩みを知り、深い愛着を感じています。少人数制で児童一人一人の個性を尊重し、丁寧にご指導頂いていると思います。娘も毎日「今日も楽しかった」と言って帰ってきます。

 

コロナ中どう過ごされましたか?

 ニューヨーク周辺は感染が拡大し、ロックダウンとなりました。この先どうなるだろうと親子ともに不安な時、育英学園からはすぐにオンライン授業開始のお知らせが届きました。先生方が総力を挙げフルスピードで準備してくださり、初のオンライン授業が開始されました。NY育英の先生方には本当に感謝しています。大変な一年でしたが、期せずして子どもたちがテクノロジーの世界へ一歩踏み出すきっかけとなりました。

 

渡米後2年半、小学4年生で英検準1級に合格されましたね!

 英検5級から2級までは連続して1回で合格できました。準1級は2回目の挑戦での合格となりました。

学園祭でのリヅさんの迫力あるライオンキングの演技 合唱団の国際交流活動でスペインでの小学校を訪問

 

英語学習についてお聞かせください。

 英検は、帰国した時にアメリカで英語を頑張った証のひとつになるだろうと思い受験してきました。合格した時の嬉しさは、日々の学習を頑張るモチベーションになりました。試験前は、りんごラーニングセンター(現在の育英アフタースクール語学教室)の英検対策講座でお世話になり、先生方から的確なアドバイスを頂きました。特別ハードな受験勉強はしていないので、やはり全日制での週10コマの英語の授業が大きかったのだと思います。レベルに合わせていくつものクラスがあり、学年の垣根を越え同じレベルのお友達と学習できるので、楽しみながら自然に英語を身につけることができました。

 

英語は話せるようになった?

 はい。私には発音の正しさなどはわかりませんが、アメリカ人の先生やクラスメートと英語で話しているのを聞くと、とても嬉しく思います。英語の本を読むのも、英語でレポートを書くのも大好きです。

 

在学中は、合唱団の一員としてスペインに行かれたこともありました。

 私も同行し、2年生と3年生の間の春休みに行きました。きっかけは、育英学園にスペインのトマレス少女合唱団が来園し、美しい歌声を披露してくれたことでした。その歌声に感動した娘は合唱経験ゼロでしたが、風の環少年少女合唱団に入り、オーディションを受けて合格し、スペインでの国際交流活動に参加しました。スペインでは、現地の小学校を訪問したり、コンサートに出演させて頂いたりしました。また、サッカーのクラブチーム(ジュニアユース)による日本 vs.スペインの試合の前にフィールドで日本国歌を斉唱するなど、たくさんの貴重な経験をさせて頂きました。あこがれのおねえさんたちとも再会し、同じステージで歌うことができました。

 

お母さまから見て育英学園の良いところは?

 日本と同じように、あるいはそれ以上に日本の年中行事を体験できる点は素晴らしいと思います。運動会、学園祭、現地校との交流会もあります。春と秋年二回も遠足があり、宿泊研修では小学1 年生でも泊りがけで出かけていきます。娘のお気に入りはハロウィーンパーティです。児童も先生方も思い思いのコスチュームに身を包み登校します。最高に楽しいそうです。夏は水泳、冬はクリスマスパーティにスケート教室、餅つき大会に書き初め大会、節分。児童会選挙も…本当に盛りだくさんで、子供達は一年を通し生き生きと忙しく活動しています。
 
 充実した学校生活を送ることができ、学習面でもしっかりと学べる。これこそが育英学園の最大の魅力だと思います。

 

リヅさんは、昨年12月に本学園を退園し、帰国されました。日本での生活はいかがですか?

 中学受験のため一時帰国した直後に本帰国となり、日本の小学校に編入したと思ったら、たった2か月で卒業。バタバタの数か月間を経て中学校に入学し、やっと少し落ち着いたところです。この6月(2023年)、英検1級に初挑戦し合格しました。試験対策については、日本からりんごラーニングセンタ―に相談しました。オンラインを通じて懇意の先生方にご指導頂くことができ、深く感謝しています。
 
 子どもらしく自由にのびのびと過ごすことができた育英学園での日々は、娘の宝物です。主体性が大きく育ち、何事にも積極的に取り組む姿勢が確立されました。また、無理なく楽しみながら学び続けた結果、英語は得意科目となり、今も学習生活をしっかりと支えてくれています。NY育英学園を選択し本当に良かったと思います。

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