Ryo Nakanishi
京都府出身。
小学校2年生でバドミントンに出会い、学生時代から競技に没頭。
高校では京都府個人戦6位、団体戦ベスト4で近畿大会に出場。
大学では東海学生リーグ1部でレギュラーとして活躍し、愛知県準優勝を経験。社会人でもクラブチームで競技を続ける。
現在はNY育英学園で教育活動に携わりながら、新たにバドミントンを楽しめる場を探している。
<学園での担当>
・NY育英インターナショナルスクール小学部(2023年4月~現在)2025年度小学部部長、第5学年担任
・育英サタデースクールマンハッタン校小学部(2023年4月~現在)2025年度第5学年担任
私は京都の漁師町で魚屋の息子として生まれ、毎日魚とともに育ちました。小学校2年生のころ、姉や友達の後押しで、両親がコーチを務めるバドミントンクラブに通い始め、それ以来スポーツ漬けの毎日です。大学もバドミントンで進学し、高校の体育教師を目指すようになりました。
大学時代、口下手を克服したくて、スポーツクラブやジムでアルバイトを経験。苦手なことは自ら進んで克服できるようにするをモットーに色々なことに挑戦してきました。
大学の授業では、苦手だった水泳を取りましたが、週に10回ほど魚を食べても、残念ながら魚のようにすいすい泳ぐことはできませんでした。そこでバイト先のスイミングスクールのコーチに泳ぎを教えてもらい、ついにカナヅチを克服しました!社員の方から泳ぎが上手になったことでコーチをしないかと声をかけてもらい、「泳げない子の気持ちのわかる元カナヅチスイミングスクールのコーチ」が誕生しました。スイミングスクールで多くの小学生の子どもたちと関わることで、将来の夢は小学生の先生に変わりました。
卒業後は地元の小学校で勤務しましたが、「若いときの苦労は買ってでもせよ」をモットーにさらなる成長を求めて、誰も知り合いのいない横浜市の小学校で働くことに。
横浜の小学校では、日本語が話せない外国籍の子どもたちに出会い、文化や言葉の違いで孤立する場面を目の当たりにしました。「もし自分が担任なら何ができるか」と考え、世界一移民が多い地域で学びたいと思い、日本人学校での海外勤務を決意しました。
ロサンゼルスの日本人学校では3年間勤務する傍ら、アメリカ人やヒスパニックの方々と接する中で多文化理解が深まり、旅行やスペイン語学習への興味も広がりました。帰国後は念願の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会で、選手村のフロント業務や言語サポートを担当。国際的な環境での対応力も養うことができました。
ニューヨーク育英学園では、子どもたち一人ひとりの個性や背景を大切にしながら指導することを心がけています。長期休みにはヨーロッパやバルカン半島を旅し、現地の人々と交流して日常を体感するのが楽しみです。スポーツや海外での経験、多文化への興味は、いずれも教育現場での児童理解や指導に生きていると感じています。
![]() 育英サマースクール2023 宿泊キャンプにて |
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![]() インター2024年度春の遠足 |
子どもの頃の夢は、バドミントン日本代表選手になることでした。姉が小学校にバドミントンクラブを設立し、家族と一緒に練習するようになり、気づいたら誰よりも熱中していました。週6日練習していましたが、それでもまだ物足りないくらいバドミントンが大好きで、練習のない日には近くの体育館や公園を探してはラケットを振っていました。
インターナショナルスクール(全日制)でもサタデーマンハッタン校でも今年度は5年生の担任をしています。ニューヨークで教えていて感じる魅力のひとつは、日本の小学校での「当たり前」が、必ずしも世界の常識ではないということに気付かされる点です。そのため、日本で習慣的に行っている指導や活動の意味を改めて考え直しながら、子どもたちに伝えるように心がけています。こうした過程を通して、日本の小学校にいたら得られなかったであろう学びや気付きが数多くあり、それが大きなやりがいにもつながっています。一方で、その都度自分の指導を問い直し、柔軟に対応していく難しさも感じています。
まずは何事も「楽しむこと」が大切!
教育において大切にしているのは、まず「楽しむこと」です。学びは楽しいと感じられてこそ深まるものだと思っています。そのうえで、しっかりと学びの要素も盛り込み、子どもたちが達成感を味わいながら成長できるよう心がけています。
学校は楽しいところ! どうすれば楽しくなるのか、今が本当に今までで一番楽しいのか、よく考えて行動に移してみよう! そうするときっと、あなただけでなく、みんなが笑顔になれるはずです。考えたことにどんどん挑戦して、最高に楽しい学校生活を一緒に作っていきましょう!
![]() インター2024年度英語科ハロウィーンパーティーにて |
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![]() インター2024年度秋の遠足 |