2009-2 4th Grade Class
理科の授業で、水を閉じこめる実験をしました。注射器型のプラスチックの筒に水を入れ、ピストンを上からぐっと押してみました。先週、空気を閉じこめたときは、手応えは感じるものの下に押すことができたのに、水を閉じこめたものは、どんなに押してもびくともしません。それでももっと押してみたら、、とうとう下の栓がはずれてしまいましたが、結局、水は縮まりませんでした。空気と水の体積変化の性質を、体感した授業でした。そして子どもたちのこの楽しげな表情! 「空気でっぽう」で、どうしたら遠くまで飛ぶか競いながら実験をしているところです。空気の押し戻す性質をうまく利用すると、ポーンとはじけるように遠くまで飛びます。
今から約100年前にニューヨークで活躍した高峰譲吉について学習しました。まず班ごとに、高峰博士の子供時代、大人になってからの活躍、発明品についてそれぞれに調べ、互いに発表して理解を深めました。そして十月上旬、ニューヨーク州サリバン郡にある、高峰譲吉ゆかりの松楓殿の見学に行きました。
松林の中、ふかふかしているスギゴケの絨毯を踏みしめていった奥に、寝殿造りの松楓殿はひっそりとたっていました。ニューヨークの森の奥で、子どもたちは「お寺みたい!」とびっくり。建物内部は壁も天井も金紙に覆われ、そこに松や楓、桜が色鮮やかに描かれています。思わず息をのむ美しさでした。日本の粋と贅を尽くしたこの場所を見て、子どもたちは日本文化を誇りに思う気持ち、そしてこれらを世界に紹介した高峰博士への尊敬の念を深めたようでした。
10月16日(金)、マンハッタンにあるグレースチャーチスクールを訪ねました。彼らとは、春のバイリンガルデイ以来の再会です。
4年生は算数と理科、図工を体験しました。算数のクラスでは、”Get to 0”という計算ゲームをしました。「3桁の数字を、四則計算を使ってできるだけ少ない計算で0にしよう、ただし、使える数字は1桁の整数だけ」というルールのゲームです。「3桁の数を選んで。」「次はどうする。」「5で割ろう。」など、グレースチャーチの子どもたちは積極的に話しかけてくれました。最初はちょっととまどっていた子どもたちも、ルールが分かると数字を言ったり、筆談したりとなんとかコミュニケーションを取ろうとがんばりました。数字が0になったときに、一緒に喜んでいた様子が印象的でした。「英語漬け」を体験する、貴重な一日となりました。