今年の2月は大雪にみまわれました。その後の体育の時間に真っ白な雪の上で雪合戦をすることにしました。いつもはのんびりしている子ども達も，この日ばかりは違います。「どんなチームにする。」「同じチームになろう。」などと言いながら，あっという間に昼食を終え，さっさと外へとび出していってしまいました。そして，チャイムと同時に始まった雪合戦のものすごいこと。作戦会議の後，攻める役と守る役に分かれ，あちらこちらで雪を投げ合いました。子ども達は，当たると悔しそうに待機場に走ってきて，その３０秒後には戦いにもどっていきます。「顔にあたった。」「二人同時に投げられて痛かった。」と泣きべそをかいたり，「ルール違反しないでよ。」とおこったりする子もいて，大騒ぎです。４０分後，教室に帰った子ども達の頭からは湯気がたっていました。

　「いくぞ！」「　おう！」　学級会長のかけ声で始まった長縄跳び。背中には，さっきみんなで付け合ったゼッケンが，がんばるぞ、と光っている。５０回をクリア。まあだ，まだ。１００回をクリア。当たり前。１５０回をクリア。ここからが勝負。最初の頃は，200回も跳べなかったな。200回クリア。大きな失敗もなくここまできた。よし，目標の２７０回も夢じゃない。でも，疲れてきた。ときどきつかえてしまう。転んだ子もいる。「だいじょうぶか。」「ドンマイ，ドンマイ。」　声をかけている間に２５０回クリア。「もうすぐだ。」「遅れないで。」「苦しいよ。」「負けるな。」　そして終了の合図。記録は266回。「やったー！」
目標の270回には届かきませんでしたが，これまでの最高記録２６０回を塗り替えた子ども達。互いを信頼しあい，励ましあった3分間でした。

消防署の中に入ったとたん，大きな消防車が目に飛び込んできました。ホースと水だけしかないと思っていた消防車には，いろいろなものが積まれていました。長い長いホース，たくさんの水，大きな斧，金属を切ってしまう鋏，長いケーブルのついた電気カッター，たくさんの消火器，八人が座れるバックシート，しかも酸素ボンベつき。そして，実際に消防車に乗せていただいた時には大感激しました。サイレンやクラクションも自分の手で鳴らせました。次に，１２００度の温度にも耐えられるという消防服も着ることができました。上着だけでも重いのに，消防士さんたちはその他にズボンやガスマスクやヘルメットもつけます。体も心も強くなくてはこれを着て火の中に入って行けません。わたしたちのために働いてくださる消防士のみなさん、ありがとうございます。